「久保の芸術的なアシストでソシエダは欧州戦を勝ち取る」スペイン・リーガエスパニョーラ第36節 レアル・ソシエダ-バレンシア

スポンサーリンク

怪我のためベンチスタートが続いていた久保は、ホームのバレンシア戦で3試合ぶりの先発。フォーメーションは4-3-3で、アンドレ・シウバ、バレネチェア、右に久保の3トップ。対するバレンシアは4-2-3-1の形。

試合はいきなり3分、バレネチェアのクロスがラインを割りそうになったが、久保が足を一杯に伸ばして足先だけでボールを浮かせ、GKママルダシュヴィリの上を超えて、アンドレ・シウバは押し込むだけのスーパーアシストでソシエダが先制する。

その後もソシエダがボールを支配するが、バレンシアも久保に対しては左SBのフルキエが早めに寄せてマークに入り、左SHのディエゴ・ロペスがすぐにカバーしてダブルチームで対応、なかなか良い形でボールを持たせてもらえない。右SBのオドリオソラは久保との距離が遠く、縦へのボールも入らない。

23分には久保が連続フェイントで2人を抜こうとしたが、2回目のフェイントでボールが流れてしまい失敗。その後のソシエダは、スペースがある左サイドを中心に攻める機会が多くなる。43分にようやく久保のクロスがクリアされたボールをミドルのチャンスを作る。

後半の立ち上がりはバレンシアがソシエダ陣内に攻め込む展開。14分にはオドリオソラが倒されてのFKで、久保の蹴ったボールにファーから飛び込んだバレネチェアがヘッドもサイドネット。15分にはザハリャンとバレネチェアに代えてブライス・メンデスとベッカーが入る。

バレンシアは、久保にボールが入ると、後半から左SBに入ったガヤ、ディエゴ・ロペスが腕を使って久保にチャージ、前半以上に封じ込めへの執念を見せる。27分にはバレンシアがゴール前のこぼれ球をシュートも、GKレミーロが至近距離でストップする決定機。29分にはオーバーラップしたガヤがフリーでクロスと思いきや、久保が戻ってスライディングでカット。

ここでアンドレ・シウバとオドリオソラが下がってオヤルサバルとトラオレが入る。ロスタイムには久保のヒールからブライス・メンデスがつなぎ、ベッカーがシュートもママルダシュヴィリが横っ飛びで弾く。そしてそのまま1-0で試合終了、これでソシエダは6位に浮上、ECL以上の出場権を確実にした。

シーズン4アシスト目を決めた久保は公式のMOMに選ばれた。体のキレは戻っている様子だけどプレイの精度、判断はバラつきがあった印象。パリ五輪メンバーへの選出を断念したとの報道があったみたいだが、このオフはしっかり体を休めて欲しいね。

タイトルとURLをコピーしました