「オールドファーム・ダービーで前田は存在感、セルティックが王手」スコットランド・プレミアリーグ第36節 セルティック-レンジャーズ

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不倶戴天の敵、レンジャーズに対して勝ち点3差をつけて首位に立っているセルティックは、今節はホームで優勝争いを決するオールドファーム・ダービー。

セルティックのフォーメーションは4-3-3で、1トップに古橋、左ウイングに前田、左IHに旗手の日本人3人が先発。対するレンジャーズは4-2-3-1の形。

試合はダービーらしく非常に局面で激しく争う展開。レンジャーズはセルティックに対してほぼマンマークの形で守備をしている状況。8分には旗手がPAすぐ外で倒されFK、オライリーのキックはわずかにゴール右に外れる。

25分には前田がパスを受けてらしくない股抜きクロス(笑)、旗手のターンからのパスをオライリーがシュートも枠に飛ばせず。31分にはセルティックが旗手も絡んで相手陣内でボールを回し、最後はジョンストンのパスに古橋がダイレクトで合わせるもGKがセーブ。

前半35分、セルティックがパスを繋いで右サイドをマクレガーが飛び出し、折り返しを受けたオライリーがゴール右に左足シュートを決めてセルティックが先制。さらに38分、ロングボールに前田が飛び出し足先で上手くトラップ、縦に仕掛けての折り返しをレンジャーズCBランドストラムがオウンゴール、セルティックが追加点。

しかしその得点で前田がサポーターと抱き合った行為にイエローが与えられると、レンジャーズはカウンターからクロスの折り返しをデセルスに押し込まれてレンジャーズが1点を返す。

45分には旗手がミドルを狙うもポストの左に外れる。前半ロスタイム1分にはジョンストンに対してランドストラムが足裏を見せてのスライディングタックル、いったんはイエローが出されたもののVARで一発レッドと判定されレンジャーズが10人に。その後のタックルで旗手にイエローカード。

後半もセルティックがボールを支配、オライリー、旗手と立て続けにミドルシュート。6分にはPA内でオライリーが倒されPK、しかしオライリー自身のキックはレンジャーズGKバトランドがセーブする。15分には中へ飛び込んだ前田にパスが通り、ゴールを決めたがオフサイド。

26分には古橋とジョンストンがキューンとラルストンに交代。35分には旗手に代えて岩田が入る。終盤はレンジャーズが攻勢に出るが、44分にセルティックはカウンターから前田がゴールを決めたかに見えたがオフサイド。

7分の後半ロスタイムはレンジャーズが最後の猛攻に出るが、セルティックは最後までリードを守りきって2-1で試合終了。セルティックが勝利し、これで勝ち点は6差に広がり、リーグは残り2試合で得失点差が7と、ほぼセルティックの優勝が確実となった。

前田はオウンゴール誘発を始め、いつものように攻守で大きな存在感。それに比べると、古橋と旗手は相手がマンマークを付けてきたので消えがち。それでも古橋は得点のチャンスはあったが決められず。前田はクロスの精度が上がってきたし、プレミアでも下位なら重宝されそう。古橋と旗手のステップアップは来期も厳しいかもね~。

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