プレミアリーグもいよいよ残り7試合、熾烈な優勝争いを繰り広げている首位のリヴァプールは、FAカップで負けた相手のマンUとアウェイのオールド・トラフォードで対戦。
マンUは4-2-3-1で1トップがホイルンド、2列目がラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョが並ぶ形。対するリバプールはお馴染み4-3-3で、遠藤がアンカーでスタメン復帰、3トップがヌニェス、ルイス・ディアス、サラーの形。
試合はどちらも攻守に素早く切り替わる激しい展開。22分には遠藤からサラーに浮いたラストパスもメイヌーにカットされる。しかしそのCKでヌニェスがニアでフリック、ファーにいたルイス・ディアスが押し込んでリバプールが先制する。
前半28分には、マンUもFKからカゼミーロがフリーで折り返しもヘディングが合わず。33分には遠藤が起点のカウンターからサラーがシュートもオナナがセーブ。42分にも遠藤の縦パスからブラッドリーが抜け出し、ルイス・ディアスがシュートも相手にブロックされる。
16本のシュートを放ったリバプールに対し、マンUは前半にシュートを1本も打てなかったが、後半5分にクアンサーが横パスをブルーノ・フェルナンデスに拾われ、GKが出ていた隙を狙ってシュートを決めて同点に追いつく。さらに21分、メイヌーが左から巻いて落とすゴラッソが決まってマンUが逆転。
ここで遠藤が下がってエリオットが入り、マカリスターがアンカーに入る。その後もマンUは固く守っていたが、後半37分にワン・ビサカがエリオットにPA内で不用意なタックル、すぐにPKの笛が吹かれる。これをサラーが落ち着いて決めてリバプールが同点。
後半ロスタイム4分、クロスの折り返しにルイス・ディアスがフリーで突っ込んだがシュートはバーの上。7分にはFKからエリオットがシュートもオナナがキャッチ、リバプールにとっては痛恨のドローで終了、これでアーセナルが再び首位に立った。シティ、アーセナル、リバプールともにスパーズ戦を残しているので、そこが優勝を決めるポイントになりそうだ。
リバプールはチャンスをたくさん作っていたのに攻撃陣が決めきれず。特にラマダン中のサラーはプレイの精度を欠いてブレーキになってしまった。遠藤はいつもの遠藤で精力的に攻撃の芽を積もうとしていたが、雨が降っていたせいか安全なプレイが多かったかな。