ミッドウィークに行われたCLではソシエダに完勝してベスト8に進出したPSGは、アウェイで伊東純也が所属するスタッド・ランスと対戦。
ランスは4-4-1-1のフォーメーションで、1トップがディアキテ、シャドーがテウマ、伊東は右SHで先発。対するPSGは4-3-3でCLから7人を変更、前線はゴンサロ・ラモス、バルコラ、イ・ガンインの並びでエムバペはベンチスタート。
試合はアウェイながら当然のようにPSGがボールを保持する展開で始まるが、前半6分にサイドを抜け出した伊東のクロスはファーに流れたが、拾ったハキミからディアキテがボールを奪い返し、折り返しをムネツィが押し込んでスタッド・ランスが先制する。
その後はもちろんPSGが圧倒的にボールを支配、ランスはGKディウフを中心に何とか耐えてはいたのだが、17分にPSGはCKからゴンサロ・ラモスが押し込み(記録はアブデルハミドのオウンゴール)同点に追いつく。そして2分後には右からのクロスをアブデルハミドが体で受けたボールがこぼれてゴンサロ・ラモスに押し込まれて逆転。
ビハインドを負ったランスはここから反撃・・・と行きたいところだがPSGがボールを支配する流れは変わらず、カウンターの機会もPSGの戻りが早くてシュートまで持ち込めない。35分には伊東がマークをフェイントを交えたドリブルで振り切り、クロスも中とはわずかに合わず。38分には伊東からのパスを受けたテウマがシュートもゴール右。
このまま1-2で折り返すかと思われた前半ロスタイム、ここまで2失点に絡んでいたアブデルハミドから一発のロングスルーパスが飛び出したディアキテとタイミングが合い、ゴール右に流し込んでランスが再び同点に追いつく。
後半もPSGがボールを保持する展開、それでも14分にはCKから伊東が頭で折り返し、中でフリーのアグバドゥがヘッドもバーの上、伊東のアシストがフイになる。18分にはイ・ガンインの切り返しからシュートはディウフがセーブ。PSGは28分にエムバペとデンベレの両エースを投入。
34分には伊東がザイール・エメリを後ろから倒してイエローカード、3分後にはスタンブリと交代。40分にエムバペが得意の角度からファーを狙ったシュートはわずかに外れる。45分にもデンベレの突破からエムバペがダイレクトもディウフがキャッチ。そしてそのまま2-2のドローで試合終了。
この試合の伊東はほぼ守備の人、エムバペはほぼ不在だったが相手の左サイドを良く抑えていた。そして守備だけじゃなく、時折スピードを活かして何度かチャンスを演出。やはりアジアカップに彼が不在だった事は痛かったね。果たして北朝鮮戦に招集されるのだろうか。