現在リーグ3位につけているモナコは、首位を独走しているPSGとホームで対戦。モナコは前節同様4-4-2のフォーメーションで、ベン・イェデルとバログンの2トップ、南野は左SHでスタート。対するPSGは4-3-3で、ゴンサロ・ラモス、エムバペ、アセンシオの3トップ。
試合は比較的静かな立ち上がり。南野が今までやった事が無い左SHに入ったのは、おそらくPSGの攻撃でのキーマンであるハキミ対策。南野を警戒させて上がらせず、上がっても南野の運動量で抑える狙いがあるのだろう。
前半5分にバログンがスルーパスに抜け出すがシュートはGKドンナルンマの正面。12分には南野がカウンターからロングドリブル、最後は迷って引っ掛けてしまった。16分には裏を取ってバログンに決定的なパス、ch供御には南野の右上へのシュートをドンナルンマが片手でギリギリ防ぐ。
25分、バログンの競り合いからベン・イェデルがドンナルンマを交わしてゴールに見えたがオフサイド。29分にもアクリウシェの浮かせたシュートをドンナルンマが叩き落として防ぐ。PSGもエムバペにボールを集めて打開を図るが、右SBのシンゴが驚異的な粘りで決定機を作らせない。ロスタイムには折り返しをアクリウシェがシュートもまたドンナルンマ。
後半からはエムバペが下がってコロ・ムアニが入る。エムバペはなんとスタンドで母親と観戦。8分にCKからの浮いたボールを南野がボレーもミートせず大きく外れる。12分にも南野はサイドを抜け出しPA内に入るがブロックされる。
そこからはPSGがバルコラのドリブルでゴール前に迫るシーンが多くなる。モナコは南野が高い位置を保っているので、バルコラがサイドで完全にフリーな状態。31分には今度はPSGのヌーノ・メンデスが決定的なシュート、しかし今度はモナコGKマイェツキがファインセーブのお返し。
その後はPSGがモナコゴール付近でボールを保持、モナコは選手の足が止まっているが、何とか全員で粘り強く守る。それでも44分に南野のパスからバログンが抜け出すが、ドンナルンマが飛び出しクリア。2分のロスタイムもスコアは動かず、結局スコアレスドローの痛み分けで終了。
どちらにも多くの決定機はあったが、両GKの活躍でゴールは決まらず。無得点だったが緊迫した好ゲームだった。南野は好調を維持、ターンでハキミを置き去りにするなどプレイは切れていたが、ちょっと持ち過ぎの場面も多かったかな。
見事なターンでハキミを抜き去る南野拓実🇯🇵👑 pic.twitter.com/phncxSYEQy
— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) March 4, 2024