サッカーの聖地であるイングランド・ウェンブリー・スタジアムで行われたカラバオカップの決勝。対戦カードは、2年前と同じチェルシーとリバプール。
チェルシーのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがジャクソン、2列目がスターリング、ギャラガー、パルマーの布陣。リバプールはいつもの4-3-3で、遠藤はアンカーのポジションでスタメン、前線はガクポ、ルイス・ディアス、エリオットの並びで、サラーはベンチスタート。
チェルシーのギャラガーと遠藤がポジション的にマッチアップするため、リバプールはマカリスターが下がり目に入ってフォロー、試合はどちらも慎重な立ち上がり。11分には遠藤の持ち出しからルイス・ディアスに縦パスも、シュートまで持ち込めず。
21分にはチェルシーが決定的なチャンスも、最後は遠藤が体を投げ出し、ケレハーが防いでゴールならず。26分にはフラーフェンベルフがカイセドに足を踏まれて怪我で退場、ゴメスが投入される。33分にはチェルシーがゴールを決めたかに見えたがオフサイド。
リバプールも40分に左からのクロスにガクポがヘッドもボールはゴールポストに当たってゴールならず。45分にもルイス・ディアスのドリブルからの攻撃も、シュートはコルウィルのブロックにあってしまう。そしてスコアレスで前半を終了する。
後半開始早々にも、遠藤の自陣ターンから左に展開で良い形を作り、CKからこぼれ球を遠藤がボレーもゴール左に外れる。そして後半15分、マカリスターが倒されたFKからファン・ダイクがファーにヘディングを決めるが、VARで遠藤がコルウィルをブロックしたプレイがオフサイドの判定。
チェルシーも24分にCKからディサシがフリーで飛び込むも上に打ち上げてしまう。その直後にはルイス・ディアスの突破からガクポがシュートも宇宙開発。31分にはパーマーの折り返しをギャラガーが合わせるもゴールポスト。
後半40分にはチェルシーがカウンターからギャラガーが完全にフリーも、ケレハーが止める。直後にもジャクソンが裏を取ってギャラガーがシュートも枠外。ここでリバプールは前線に18歳のダンズを投入する。45分にはチェルシーがゴール前で連続攻撃も最後はケレハーがキャッチ。
延長前半4分、CKの流れからファン・ダイクの折り返しをダンズがヘッドもチェルシーGKペトロビッチがかろうじてハンドオフ。9分にはクロスに飛び込んだエリオットがシュートもサイドネット。延長後半6分にはマドゥエケのシュートがコースが変わるもケレハーがキャッチ。
10分にはツィミカスのクロスからエリオットがヘッドはゴールポスト、そこに詰められたがペトロビッチがキャッチの決定機。そして12分、リバプールはCKからまたもニアに飛び込んだファン・ダイクがヘディングを決め、今度は文句なしのゴール。そして試合終了、まずはリバプールが1冠をゲットした。
リバプールは攻撃陣にけが人が続出、シュートは打ってもあまり点は取れそうになかっただけに、頼りになるキャプテンがしびれを切らして決めたという感じか(笑)。遠藤は前半はMOM級の働きでボールを借りまくり、途中からは足を痛めた影響もあって動きが落ちたが、それでも信頼のフル出場で優勝に貢献。試合後は松葉杖をついていたらしいが、この先もビッグマッチが続くのでなんとか無事である事を願いたい。
優勝おめでとう!