代表追放を覚悟した守田の直言を、右から左へ聞き流す森保監督と田嶋会長

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さて、土曜日に無様な敗戦を喫してしまったイラン戦について、守田が苦言を呈した記事が物議を醸していますね。

これは明らかなチーム・監督批判であり、守田としては代表から追放されても仕方ない覚悟で発言したはずで、それだけ選手にとっては深刻な事態である事が伺えます。なのに、田嶋会長は相変わらずノーテンキで、日本がドイツやスペインのような立場になったと喜んでいるのだから救われません。

森保監督は、「チーム活動のなかで、すべての局面に対応できるように少しずつコンセプトを積み上げている。(イラン戦は)選手がうまく局面を打開できるだけのコンセプトがまだ共有できていなかった」と語ってますが、コンセプトじゃなくて単なる戦術的な問題なんですよね。

前回のアジアカップ決勝カタール戦もそうでしたが、相手が3-2-5の形で日本のプレスを外してCBから5トップにロングボールを集めた事に対して、全くベンチから手当や修正がされなかった。ビルドアップも、イランが中盤をマンマークで抑えると、サイドに逃げるばかりで手詰まり、苦し紛れのキックから同点にされ、その後も全く対応できず。

後出しジャンケンで行きたかったと監督は語ってますが、既に相手はジャンケンで手を変えて来ているのに、それに全く気がついていない。それは監督じゃなくて選手がやる事だと開き直って丸投げしている。4年前から既に分かっていた事ですが、今回改めて残酷な現実を突きつけられてしまいました。

守田が所属するスポルディングCPの監督は、近い将来はビッグクラブからのオファーが確実視されているルベン・アモリム。日本人選手がトップクラスのクラブに多数在籍しているということは、彼らは日々世界最先端の戦術指導を受けている事でもあります。試合の最中でも、当たり前にリアルタイムで選手の動きがトラッキングされて戦術を分析、即座に対応の指示が出されるのが世界の常識です。

ただ日本代表という名誉だけのために、選手丸投げのおままごとチームで戦わされ、敗戦の原因が選手に押し付けられている現状に、いつまで選手の精神が耐えられるのか。そろそろ真剣に危惧をしないといけない段階に来ているのかもしれません。

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