「10人のソシエダ、ロスタイム終わりギリギリでの同点劇」スペイン・リーガエスパニョーラ第19節 レアル・ソシエダ-アラベス

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久保がアジアカップで離脱する前、最後となる試合。現在6位のソシエダはホームで16位のアラベスと対戦。ソシエダはいつもの4-3-3で、前線はアンドレ・シウバの1トップに、オヤルサバルと久保がウイングで入る。対するアラベスは4-2-3-1のフォーメーション。

試合はアウェイのアラベスがフィジカルを全面に出す肉弾戦を仕掛け、久保は早速何度も倒されるがファールはもらえず。やはり久保にボールが渡るとすぐに2人がマークに寄ってきて、なかなか自由にプレイさせてもらえない。13分にはスビメンディがボールを奪われ、PAからシュートを浴びるがスベルディアが足を出してかとうじてブロック。

28分にはブライス・メンデスのパスが相手に当たったボールが、DF裏へ飛び出したオヤルサバルの前にこぼれてシュートの瞬間、アラベスのDFが間一髪クリア、32分には久保が1対1を交わしてカットインからシュートも相手に当たる。

すると前半36分、アラベスGKからのキックが伸びて、PA外に飛び出していたソシエダGKレミーロが目測を誤ってバウンドを後逸しそうになったところで手を出してしまい一発レッド、ソシエダは10人での戦いを強いられてしまう。当然、控えGKのマレーロを投入してアンドレ・シウバが下がり、ブライス・メンデスが1トップになった4-4-1になる。

後半5分、久保が相手陣内でボールを奪った後でスライディングタックルをくらい、相手にイエローカード。12分には久保のドリブルから2人を交わして折り返すもスビメンディのシュートはGKがキャッチ。

10人でもチャンスは作っていたソシエダだったが、後半30分にCKをクリアしたボールに突っ込んだメリーノが相手を倒してしまいPK、これをリオハに決められアラベスが先制。その後もアラベスペースながら、久保はボールを受けては相手を剥がして繋ぎ、守備に戻ってハードワーク。38分には右サイドから久保がヌルヌルとマークを突破して折り返すもシュートまで行けず。

後半42分に、FKからの流れでスベルディアが倒され一度はPK、その後VARでノーファールの判定に。ロスタイム2分には、左サイドからバレネチェアのクロスが流れたボールを久保がシュートもクロスバーを強烈に叩く。ここで久保が下がる。

このままソシエダの敗戦濃厚かと思われたロスタイム8分、交代で入ったサディクがロングボールを胸トラップから落とし、こぼれたボールをスビメンディが流し込み、ソシエダが土壇場で同点に追いつき試合終了。

久保は中盤を相手のフィジカル攻撃で潰され、自身も常時2人以上で対応される中、ボールが来た時にはキープ、ドリブルとやれる事はやっていた。これからはアジアカップで得点を量産、またリーガに戻って得点感覚を発揮してもらいたい。

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