「三笘は後半に躍動、ペドロの決勝点でグループリーグ1位突破を決める勝利」UEFAヨーロッパリーグ グループB ブライトン-マルセイユ

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既にどちらもグループ2位以上は確定しているが、ヨーロッパリーグは1位だけが決勝トーナメントへストレートインで、2位はチャンピオンズリーグでグループ3位になったチームとのプレーオフが待っているため、現在勝ち点1差で2位のブライトンにとっては絶対に勝利が必要な試合。

怪我人が続出しているブライトンのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがジョアン・ペドロ、2列目が三笘、ブオナノッテ、アディングラという並び。対するマルセイユは3-1-4-2の形で、2トップがヴィティーニャ、オーバメヤンというスタメン。

試合はホームのブライトンが押し気味の展開で始まるが、マルセイユも引かずに高い位置から奥レスをかけて激しい立ち上がり。三笘には右CBのメイテがほぼマンマークの形でカバー、6分には三笘がフェイントからドリブルでえぐるも、メイテに途中で奪われる。

15分にはマルセイユのシュートがDFに当たってコースが変わり、クロスバーに当たる危ないシーンも。18分にはジョアン・ペドロが落としたボールを三笘がカットインからシュートもコースが甘くてGKがキャッチ。

そこからしばらくはブライトンがサイドチェンジを多用、三笘に相手が寄っている分、アディングラがフリーになる場面が多いのだが、マルセイユも最後の部分で体を張ってゴールを許さない。41分、アディングラの折り返しからジョアン・ペドロがシュートもGKがセーブ。

後半早々にもまたアディングラへのサイドチェンジからギルモアがミドルもGKキャッチ、4分には初めてメイテを出し抜いてサイド突破、アウトの折り返しは味方に合わず。後半はグロスがサイドに流れて三笘を押し出す形で数的優位を作れるようになり、三笘がボールを持つ機会が一気に増える。

13分には三笘がドリブルでカットイン、フリーのアディングラにパスも、トラップが乱れでシュートはバーの上。逆に14分にはマルセイユのシュートがゴールポストに当たり、跳ね返ったボールがGKスティールの足に当たるも、ファン・ヘッケが何とかカバーして難を逃れる。

17分には三笘がボールを持って左右へのフェイントでクラウスを置き去り、ブオナノッテにパスもシュートまで持ち込めず。19分にはアディングラからファーガソンに交代、ジョアン・ペドロが右SHへ移る。

そこからしばらくはマルセイユが攻勢、ショートカウンターからの鋭い出足で、危ないシュートも浴びるがこちらも得点には至らず。29分に三笘がスルーパスに左サイドを抜け出し、折り返すもブオナノッテと合わず。ここでブオナノッテとヒンシェルウッドを下げてララーナとミルナーのベテランが入る。

39分には中に入った三笘が相手の足を踏んだ形になってイエローカード。41分には三笘が中央でドリブル、4人に囲まれたところからリターン、ファーガソンがシュートも枠を捉えられず。このままスコアレスで終わるかと思われた43分、ブライトンは中央でララーナ、グロスとダイレクトでつなぎ、最後はジョアン・ペドロが切り替えして右足でのゴールを決めてブライトンが劇的な勝ち越し。

ブライトンはロスタイムに2人を代えて守備固め、三笘もサイドでキープして時間を稼ぐ。そしてそのまま1-0で試合終了、これでマルセイユと勝点を逆転、グループ1位で決勝トーナメントストレートインを決めた。

三笘は前半こそ相手のマークに苦しんだが、後半は味方のサポートを得て何度もマルセイユゴールを攻め立て、直接のゴールポイントこそ無かったがチームの勢いを加速する働き。怪我もあってずっと低調だったが、ようやく復活してキレのあるプレイを見せてくれた。

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