「久保1人でインテルを追い詰め、ソシエダはグループ首位通過」UEFAチャンピオンズリーグ グループD インテル-レアル・ソシエダ

スポンサーリンク

今期のチャンピオンズリーグもグループリーグ最終節。グループDはレアル・ソシエダとインテルが同じ勝ち点12でグループリーグ突破を決めていて、最終節で順位を決めるインテルホームでの直接対決。

インテルのフォーメーションは3-1-4-2でテュラムとアレクシス・サンチェスの2トップ。ソシエダはいつもの4-3-3で、1トップがサディク、ウイングがオヤルサバルと久保という並びでスタート。

試合はソシエダがアウェイながら果敢にハイプレスを仕掛ける展開。しかしインテルも基本は守備重視ながら、ボールが相手陣内では積極的にプレスをかけてビルドアップを許さない狙いが見える。

インテルはリーガ・エスパニョーラのチームとは違って、久保に対してダブルチームで対応しないので、久保は比較的前半からボールを受けて攻撃の基点になっている。13分にはインテルのカウンターも、久保が自陣まで戻ってカバーする。

前半30分ごろになるとソシエダがボールを支配する流れは変わらないが、インテルは久保にディマルコを完全なマンマークで対応、36分には久保への縦パスをカットしてからのカウンターで、ムヒタリアンのヘディングシュートまでインテルが持っていく。

38分にもテュラムのドリブルからアレクシス・サンチェスがクロス、ムヒタリアンのシュートはかろうじてブロックの決定機。前半の終わりごろは完全にインテルの流れになったがスコアレスで前半を終了する。

後半の最初はインテルが攻勢も、5分には久保が4人に囲まれながらもドリブル、PA内まで運ぶが孤立してシュートまで持って行けず。後半はインテルが前に出る分、久保にスペースが生まれてボールが来る機会が多い。

ソシエダは16分に、全く役立たずだったサディクを下げてトゥリエンテスを投入、オヤルサバルが1トップに上がる。インテルも20分にラウタロ・マルティネス、バレッラ、アルナウトビッチを投入する。

22分には、久保が右サイドでパスを受けてドリブルから中へパス、ザハリャンのシュートは相手に当たってゴール右に外れてしまう。直後の久保が放ったCKは鋭く落ちてオヤルサバルがシュートも体を抑えられてGKにキャッチされる。

36分にはボールを受けた久保がアウグストにファールを受ける。75分には2人の間を突破してドリブル、さらに3、4人目に囲まれたところで倒されてPKの判定をもらうが、VARでシミュレーションを取られて久保にイエローカード。

ここでソシエダはエルストンド、マグナセライアを入れて守備を強化する体制にシフト。38分には久保のカットインからメリーノがシュートもGKがキャッチ。41分には久保が下がってカルロス・フェルナンデスが入り、ソシエダは完全に逃げ切り体制。

6分あった後半ロスタイムにはインテルが押し込む展開になり、5分には右サイドからラウタロ・マルティネスに強烈なシュートを打たれるが、幸いにもファーに外れてゴールならず。結局そのままスコアは最後まで動かず0-0のスコアレスドローで試合終了。ソシエダがグループ首位での突破を決めた。

ソシエダにゴールは無かったが、チームのチャンスはほぼ久保1人だけで作り出していた。左サイドにバレネチェアがいればもっと攻撃のバランスが良くなったと思うが、首位通過という結果で終えたので良しとしないとね。

タイトルとURLをコピーしました