ユーロ2024予選も後半戦。ここまでグループリーグ無失点5試合全勝と圧倒的な強さで首位を快走しているフランスと、3勝1敗で2位に付けているオランダとの対戦。ホームのオランダにとっては、アウェイで0-4と大敗しているだけに雪辱を期する試合。
オランダのフォーメーションは4-2-3-1で、フランスは1トップがコロ・ムアニ、ウイングがムバッペとコマン、グリーズマンがインサイドハーフに入った4-3-3。
試合はどちらもあまりハイプレスはかけに行かず、自陣でゾーンを構えてリアクションを狙う展開だったが、7分にコマンがドリブルで中に入ったスペースにオーバーラップしたSBクラウスがクロス、中にいたムバッペが右足で押し込んでフランスが先制。
その後はフランスがポゼッションを握る流れではあるが一進一退。ようやく前半27分にダンフリースのクロスにフェールマンがフリーでシュートもバーの上、直後にシモンズがカットインからシュートも枠外。36分にもシモンズがシュートもフランスGKがセーブとオランダが攻勢。
後半もオランダがボールを保持する展開、4分には後半から入ったマレンがPA内でDFを背負って反転シュートもブロックされる。逆に8分、左サイドでボールを受けたエンバペがテオ・エルナンデスとワンツー、ダイレクトで理不尽なミドルを決めてフランスが追加点。
オランダは10分に左サイドのアケからマレンが決めたかに見えたがアケがオフサイド。36分にはまたマレンがPAすぐ外からミドルもわずかにポスト左。そしてようやく後半38分、左サイドでボールを受けたハルトマンが、ベルフワインとのワンツーで中へ切れ込み、角度の無いところからGKのニアを抜くゴールを決めて1点差。
フランスも41分にエンバペがカットインから切り替えしてのシュートもクロスバー。直後にもグリーズマンと交代したフォファナからのパスにテュラムがシュートもGKキャッチ。ロスタイムにオランダもハルトマンの股抜きクロスに飛び込むもオフサイド。その後はフランスにもチャンスはあったがスコアは動かず1-2で試合終了、フランスが6連勝で予選突破を決めた。
オランダはボールを支配しながらもエンバペの決定力に屈した格好で、ストライカーのクォリティ差がそのまま結果に出た印象。代表デビューのハルトマンが活躍したのが唯一明るい材料だった。フランスはまあ余裕の予選突破、是非このフランスと日本の試合が見てみたいよね。