「久保は2分で結果を出し、あとは2人をピン止めする簡単なお仕事」リーガ・エスパニョーラ 第6節 レアル・ソシエダ-ヘタフェ

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ここまで1勝3分1敗と勝ちきれない試合が続いているレアル・ソシエダは、現在勝ち点7と好調なスタートを切った、久保の古巣であるヘタフェとホームで対戦。

ソシエダはCLインテル戦から4人を交代、フォーメーションは4-3-3で、左SBにはアイエン、ボランチのウルコ・ゴンザレス、トゥリエンテス、1トップにサディクが入り、もちろん久保は右ウイングで先発。対するヘタフェは4-2-3-1の形。

試合はいきなり前半2分、久保がこぼれ球を頭でメンデスに繋ぎ、突破から久保にスルーパス、これを久保が左足インサイドでファーにコントロールショットを決めてソシエダが先制点をゲットする。

その後はヘタフェが高いラインを保持、左SBのマタとSHのリコの2人で常時カバーされている久保にはボールが渡らず、1トップのサディクは満足にキープ出来ず、主導権をヘタフェに握られる展開が続くが、ヘタフェも攻撃は単調でソシエダの守備を崩せない。

逆に25分、ソシエダは自陣からのカウンターで久保が右から中へドリブル、バレネチェアに当てて左へ流れてクロスも、相手にクリアされてゴールならず。ヘタフェは33分にCKからヘディングもGK正面。35分には久保のクロスにサディクがDFと競り合いファール。

このまま試合をコントロールしたかったソシエダだが、39分にウルコ・ゴンザレスのミスパスからボールを繋がれ、リコのクロスが浮いたところにアレニャがヘディングで押し込みヘタフェが同点に追いつく。

さらに前半ロスタイム、ロングボールをトラオレが競り負け、こぼれ球に突っ込んだマジョラルがルノルマンに倒されPKの判定。これをマジョラルに決められヘタフェが逆転、前半を終了する。

後半はソシエダがボールを支配、それでも久保のサイドを始めとして要所をヘタフェに抑えられていたが、13分に久保がファールで倒された場面で、オヤルサバル、スビメンディ、メリーノとレギュラー陣が投入される。

すると15分に、ブライス・メンデスがターンからPA内へドリブルしたところで倒されPK、オヤルサバルが決めてソシエダが同点。19分にはヘタフェがスローインからダミアンが飛び込みシュートもわずかに左。

逆に22分、ソシエダのスローインからヘタフェGKダビド・ソリアが飛び出した隙に、ブライス・メンデスがヘディングでがら空きになったゴールへ決めてソシエダが逆転に成功する。ここでヘタフェも2枚替え、DV問題でマンUからレンタルされたグリーンウッドが入る。ヘタフェもバレネチェアを下げてチョーを投入。

32分に久々に久保がボールを受けてカットインドリブル、スビメンディとワンツーもハンドの判定。41分にも1対1からカットイン、チョーにパスも短くてカットされる。すると44分、久保のバックパスからブライス・メンデスが浮き球パス、飛び出したメリーノがオヤルサバルに落とし、ニアを抜くゴール。一度はオフサイドと判定されたがVARでゴールが認められる。

これでソシエダの勝利は決まったかに見えたが、ロスタイム2分にアーリークロスをパチェコに競り勝ったラタサに頭で押し込まれ、また1点差。ロスタイム6分には久保のスルーパスからチョーが折り返してオヤルサバルがゴールと思いきや、ちょーがオフサイドでノーゴール。しかしそのまま4-3で何とか逃げ切り勝利、ソシエダがリーグ戦2勝目を挙げた。

久保は前半2分で仕事をした以外は、後半40分までサイドで2人をピン止めするお仕事(笑)。かつての久保なら、そういう時はじれてトップ下まで移動してボールをもらいに行くのだが、今は精神的に余裕があるのか「ちょうど良い休みだ」とばかりに泰然としている。次のバレンシア戦ではベンチスタートが予想されているが、換えの効かない存在だけに果たしてどうなるだろうか。

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