南野の活躍で開幕から連勝のモナコは、3節で対称的に連敗スタートのナントとアウェイで対戦。モナコは前節と同じスタメンで、南野は3-4-2-1の右シャドーで先発、対するナントも同じフォーメーションのミラーゲーム。
試合は前半9分に、ナントがPKの判定をもらってモハメドが先制点を決める。その後は南野が再三ゴール前に飛び出してボールを引き出す動きを見せるが、15分にナントはCKからヘディングを決めて追加点。
しかし前半30分、ゴロビンのシュートが相手に当たってこぼれたボールをカイオ・エンヒキがクロス、これをニアに入っていた南野がコースを代えてゴール、モナコが1点を返す。31分にも南野がゴール前での折返しからベン・イェデルがシュートも、ナントGKが足1本でファインセーブ。
後半開始早々にも、左サイドを崩されて折返しをファーで待ち構えていたモハメドに押し込まれ、ナントが3点目を決める。後半はあまり良いところが無かったモナコだが、後半13分にカイオ・エンヒキの折返しをフォファナがシュート、DFに弾かれたこぼれ球をベン・イェデルが押し込み再び1点差。
20分には南野の戻りでファールをもらい、苦しい場面でナントの攻撃を押し戻す。26分には南野が中央でパスを受けて胸トラップからシュートも、コースがやや甘くてGKにセーブされる。28分にも南野が高い位置でボールを奪ってそのままシュートもDFをかすめてゴールポスト。
そこからはリードしているナントが引いて守る展開。40分にはDFを下げてFWのボアトゥを投入、すると直後にDFシンゴからの浮き球をフォファナがヘッド、これはクロスバーに当たったが、ボアトゥがダイレクトで押し込みモナコがとうとう同点。
ロスタイム、モナコがPKを与えたかに見えたがノーファール。モナコもザカリアの強烈なミドルもGKがセーブ、そのまま3-3のドローで試合終了。モナコは試合内容を考えるとまずまずな勝ち点1となった。
南野は今回もゴールを決めて絶好調だが、チームとしてははっきりした攻撃の形が無く、何となくボールを回して最後は南野のセンスだけでチャンスを作っている状態。これから優勝を狙っていくのであれば、そういう部分の向上が必要だろう。