「日本が4-0で勝ったスペインが優勝、宮澤ひなたが得点王!」女子ワールドカップ2023 決勝 スペイン-イングランド

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女子W杯決勝のカードは、世界ランク4位のイングランドと6位のスペイン、どちらが勝っても初優勝という対戦になった。スペインのフォーメーションは4-3-3で、イングランドは3-4-1-2の形。

試合は予想通り、ショートパスでポゼッションするスペインに対し、イングランドはロングボール主体で中盤をすっ飛ばす攻撃。徐々にスペインがペースを握ってきたかなと思った前半16分、イングランドが長いボールから連続攻撃、シュートがクロスバーに当たって跳ね返る決定機。

その直後には左からのクロスにファーでレドンドがドンピシャシュートもイングランドGKアープスがファインセーブ。20分にはイングランドFWヘンプがシュートもGKがキャッチ。すると前半29分、スペインが中盤でボールを奪って左SBカルモナのオーバーラップに合わせ、そのまま左足でファーにゴールを決めてスペインが先制する。

追いつきたいイングランドだが、スペインの素早いプレスに中盤が余裕を持たせてもらえず、ロングボールも警戒されて序盤のようには通らない。逆に前半ロスタイム、スペインのパラジュエロにシュートを打たれるがゴールポストに当たって得点ならず。

後半からイングランドは2人の選手を交代、フォーメーションを4バックに変更してきた。しかしスペインは5分に左サイドでボールをキープ、最後はマリオナの狙いすましたシュートはアープスがかろうじて防ぐ。

ここまで良いところが無かったイングランドは、8分に右サイドのケリーからヘンプが合わせてシュートもわずかにゴール左。逆に19分、左サイドからのクロスのこぼれ球をマリオナがシュート、これがイングランドのウォルシュの手に当たったという判定でPK。しかしエルモソのキックはアープスが完全にコースを読んでセーブする。

後半31分には、左サイドからニアゾーンに入ったジェームズがシュートもスペインGKコルがファインセーブ。選手の怪我等があったため、後半ロスタイムは実に13分、2分にはスペインが右サイドを抜け出しシュート、これはアープスが足1本でセーブ。

イングランドはパワープレイをしたいのだが、スペインの選手は寄せが早くクロスを上げさせない。ロスタイム14分になって、イングランドはクロスやCKの場面を作ったが、いずれもGKコルがしっかり守り切って試合終了。日本が4-0で勝ったスペインが守備を修正、イングランドを完封しての優勝となった。

これで得点王は、日本の宮澤ひなた選手が得点王、2011年の澤穂希選手に続いでの快挙となった。おめでとうスペイン、そして宮澤選手!

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