「久保のインサイドハーフ起用は1試合で見切られた?」ラ・リーガ・サマーツアー2023 レアル・ベティス-レアル・ソシエダ

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メキシコとアメリカで行われている、ソシエダ、ベティス、アトレティコ、セビージャの4チームによる親善試合のサマーツアー。最終日はサンフランシスコのオラクル・スタジアムでベティスとソシエダが対戦。

ペジェグリーニ監督率いるベティスは4-2-3-1で、トップ下には新戦力のイスコが入る。ソシエダは4-3-3で、中盤がメリーノ、ゴンザレス・デ・サラテ、ブライス・メンデスの3人で、前線がチョー、カルロス・フェルナンデス、久保と今回はおなじみの右ウイングに入っている。

試合はいきなりブライス・メンデスのミドルがポスト直撃のビッグチャンス。久保は3分に守備で倒されて痛むがすぐ復帰、右サイドをドリブルで2人を抜いて中にパスを繋げる。7分には右でボールを受けて左足ミドルを狙うもダフってしまう。14分にはカウンターから右でパスを受けた久保がファーのチョーにクロスも流れて合わず。

20分、久保が右に開いてボールを受け、前のマーカーを交わそうとするがミス。直後にも縦パスをワンタッチで流したがタッチラインを割る。25分、トラオレとワンツーで折返しのクロス、カルロス・フェルナンデスにわずかに届かず。29分、相手のクリアを久保がワンタッチパスも味方が反応できず。

31分、久保がPA内で2人の間を通すパス、こぼれ球をメリーノがシュートも相手に当たる。33分、また久保が右でボールを受けてクロスかシュートか中途半端になり、相手に当たってラインを割るがゴールキックの判定。44分、久保のポストからカルロス・フェルナンデスを経由して久保が抜け出し、グアルダードのタックルを受けて相手にイエローカード。

後半からソシエダはチョーに代わってオヤルサバルが入る。ベティスは4人が交代、17分には久保がマークに入ったペレスに股抜きされ、ロカのシュートがポストをかすめるベティスの決定機。

24分には久保が相手を背負いながらキープしてPA内にパス、これはカルロス・フェルナンデスへわずかに合わなかったが、その直後に久保がショートコーナーからブライス・メンデスとワンツー、久保が中へ出したパスをアイエン・ムニョスがダイレクトでシュート、これがゴール右に突き刺さり久保のアシストでソシエダがゴール。

そこからはチームに疲れが見え始めてソシエダの攻撃がだんだん雑になり、久保は後半35分にナバーロと代わってお役御免。ベティスのマンマーク守備に苦しんだソシエダだったが、何とか1-0で逃げ切り勝利、来週の開幕に向けて良い締めくくりとなった。

久保は、前半はミランダ、後半はプレゲズエロと、相手の右SBに密着マークを受けて厳しい当たりを受けていたが、簡単に倒れる事無く粘ってキープ、攻撃の基点としてチームを引っ張った。前の試合はインサイドハーフだったが、明らかにウイングのほうがチームには合っており、開幕はおそらくウイングでの先発になるだろう。クロスやシュートの精度に関しては物足りないが、これから調子を上げてくれると期待したい。

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