「グループリーグ突破を決めた日本、次は1位をかけてスペインとの対戦」ニュージーランド女子W杯 グループC 日本-コスタリカ

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初戦のザンビア戦を5-0と快勝して迎えた2戦目のコスタリカ戦。日本のメンバーはGK山下、DF南、熊谷、三宅、MF杉田、林、長谷川、清水、シャドーが猶本、藤野、1トップが田中美南と、フォーメーションは同じ3-4-2-1ながら初戦から4人を入れ替えた先発。対するコスタリカは、意外にも初戦の3バックじゃなくて4-4-1-1の形にしてきた。

しかしコスタリカは4バックでゾーンを作って守るというよりも、前線にロングボールを入れて基点を作り、中盤が押し上げてセカンドボールを拾い、ハーフカウンターを狙う目的が見える。

前半12分に、日本はCKから熊谷がフリーでヘッドもGK正面で弾かれ、この試合も日本の決定力不足が最初から発揮される。そんな中で前半25分、右サイドから田中にボールが渡り、左サイドへパス。これを相手が前に出たがクリアし切れず、入れ替わった猶本が左サイドから狙いすましたシュートをファーに流し込んで日本が先制する。

さらに2分後、左WBの杉田のクロスが右に流れ、ボールを拾った藤野が相手のマークを外し、ドリブルでPAへ侵入、角度の無いところからニアを抜く技ありのシュートを決めて日本が追加点。

その後、日本は自陣に5-4-1の形を作り、コスタリカに主導権を握られる時間帯が続いたが、またすぐに中盤のプレスが復活、田中美南のヘディングやミドルシュートというシーンも作るなど、相手に決定機を与えず前半を終了する。

後半からはまた日本が相手を押し込み、ゴール前での混戦から田中美南がシュートは枠外、4分には猶本がシュートもGK正面、5分には長谷川がシュートと立て続けにチャンスを作る。

15分には藤野と田中を下げて植木と宮澤を投入、23分にはCKからのこぼれ球を宮澤がボレーも枠外。27分には右からのクロスに植木がフリーでファーへ飛び込むがヘディングはGKがキャッチ。そして猶本、林に代えて長野と清家を投入。

日本はその後も交代選手を中心にチャンスを作ったが追加点は最後まで決められず、最後はやや押し込まれたが試合はそのまま2-0で終了。裏のスペイン対ザンビアが5-0で終了、日本とスペインのグループリーグ突破が決定、得失点差で日本がグループ2位となった。

グループリーグ最終戦は、スペインとグループ1位通過をかけた試合、ここまで強豪との対戦がない日本にとっては、世界トップクラスにどこまで対抗できるかの試金石となる。ただ、勝つにせよ負けるにせよ準々決勝はアメリカかスウェーデンと対戦する可能性が高いので、ここは無理せずターンオーバーして勝てればラッキーぐらいに思っておくのが良いと思う。

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