FAカップの準決勝が行われたために順延となっていた第32節、ブライトン対マンチェスター・シティの試合。シティは既に優勝を決めていて、ブライトンは7位と勝ち点3差ながら得失点差で16勝っているために、ほぼヨーロッパリーグの6位は確定。和やかな空気での試合となった。
ブライトンはいつもの4-2-3-1で、ウェルベックの1トップに三笘、エンシソ、ブオナノッテの前線。シティは4-3-3で、ハーランド、フォーデン、マフレズの3トップ、三笘とマッチアップするのはヴィニシウスを抑え込んだカイル・ウォーカー。
試合はゆったりした入りで始まるが、徐々にシティがサイドを中心に主導権を握ると、6分にフォーデンのドリブルからクロスをハーランドがフリーでヘッドもバーの上。9分には三笘がパスカット、ドリブルからパスを繋いで最後はウェルベックがシュートも相手にカバーされる。
20分にはウェルベックの直接FKがクロスバー。直後にハーランドが抜け出しGKと1対1もスティールが間合いを詰めて体に当てる。22分には三笘がシュートもコースが無くて相手に当たる。23分には三笘が中でドリブル、スルーパスはウォーカーが追いついてカット。しかし25分にハーランドが抜け出し、シュートと見せかけてフォーデンにパス、これを落ち着いて決めてシティが先制。
前半31分、ブライトンのCKにファーで飛び込んだ三笘が体ごと押し込んだかに見えたが、胸に当てた後にGKと交錯して倒れた手がボールに当たって、結局ハンドの判定でノーゴール。岡崎なら手を出さずに頭から突っ込んでたところだろう(笑)。
すると38分にエンシソが強烈なゴラッソをファーに叩き込み同点。44分には三笘のスルーパスからウェルベックが決めたかに見えたがオフサイド。45分にはマフレズのクロスにフォーデンがフリーでヘッドもわずかに枠外。ロスタイムには三笘のスルーパスからエンシソがクロス、ウェルベックがフリーだったがヘッドが空振り。
後半はまたシティのペースで、後半から投入されたパルマーのシュートなど攻勢に出る。ブライトンも三笘のフリックからイーブンボールのこぼれ球をファーガソンがシュートもGKがブロック。12分には右からのアーリークロスをファーにいた三笘がダイレクトボレーも上に吹かす。19分にはエストゥピニャンのクロスを胸で落としたが大きくなってGKがキャッチ。
31分には三笘のドリブルからウンダヴがPA内で受けるもシュートまで行けず、32分には三笘がこの試合初めてライン際から折り返しも味方と合わず。34分にはクロスをハーランドがようやくゴールと思いきやVARでファールと判定されてノーゴール。36分にはグロスからのクロスに三笘がヘッドもバーの上。
ロスタイムには三笘がPA前でボールを持って前を向くが、後ろからギュンドアンにプレスバックされてボールロスト。4分には三笘がボールを奪ってからのカウンターで三笘からファーへサイドチェンジ。しかしスコアは動かず1-1のドローで終了。ブライトンはEL出場権が確定した。
まあガチの真剣勝負とは言い難い、互いに攻め合う娯楽的な内容で楽しかったが、三笘自身はウォーカーの素早い寄せに苦しんで自慢のドリブルは封じられてしまったね。シュートの場面も何度かあったが、疲れもあるのかプレイが雑になっていて決められず。来期はもうちょっと体力的な余裕が持てるといいね。