「タレントを無駄使いするチェルシー、ブライトンに逆転負け」イングランド・プレミアリーグ第31節 チェルシー-ブライトン

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オーナーが交代して積極的な補強をしたにも関わらずリーグでは11位と低迷、ブライトンから引き抜いたポッター監督を解任、レジェンドであるフランク・ランパートが暫定監督としてチームを率いているチェルシーは、ホームで7位のブライトンと対戦。

チェルシーのフォーメーションは4-3-3、前線はスターリング、プリシッチ、ムドリクの3トップで、オーバメヤンやジョアン・フェリックス、コヴァチッチ、マウントがサブ、チアゴ・シウバとカンテがベンチ外という無駄に豪華な布陣。ブライトンは4-2-3-1で1トップがファーガソン、2列目が三笘、マカリスター、マーチというおなじみの並び。

試合はホームのチェルシーが積極的にハイプレスを仕掛け、ブライトンは動じずいつものように自陣からボールを繋ぐ展開。4分には左サイドをムドリクがドリブル突破、フェルトマンが倒して早速イエローカード。7分にはムドリクのクロスをダンクがあわやオウンゴールのクリア。

しかしブライトンも8分に三笘が対面のチャロバーを緩急でぶっちぎり、折り返しをマカリスターがシュートも右に外れる。その直後にファーガソンが反転からシュートもクロスバー。しかし13分にムドリクがカットインからドリブル、パスを受けたギャラガーのシュートがDFに当たってゴールイン、押されていたチェルシーが先制する。

ブライトンも15分、GKサンチェスからのロングパスが三笘に通り、チャロバーを置き去りにするがCBフォファナがかろうじて止める。チェルシーは仕方なく三笘にプリシッチやザカリヤを当てるように修正するが、その分後ろにいるエストゥピニャンがフリーになって攻撃参加して来る。

25分には三笘からオーバーラップしたエストゥピニャン、ラストパスをマーチがミドルシュートも枠を外れる。26分にはカイセドが奪ったボールを三笘が今度はドリブルでフォファナも抜いてシュートも、最後はGKケパにセーブされる。ここでフェルトマンが怪我で下がり、グロスをSB、マカリスターがボランチに下がってエンシソがトップ下に入る。

すると29分、ブライトンのビルドアップからエンシソがヒールで落とし、ファーガソンがアウトで三笘にパス、三笘はPA内からアウトにかけたパスを出すも、味方に合わずゴールラインを割ってしまう。まあ、この場面はパスじゃなくてシュートで良かったよね。

32分にはマーチからのサイドチェンジを三笘が足元にピタリと止めてドリブルも、これはチャロバーが決死のタックルで止める。33分にはスローインからファーガソンが繋いでエンシソのクロスにファーガソンがヘッドもケパがファインセーブ。このプレイでファーガソンが怪我、ウェうベックが入る。

前半42分、右に展開したボールをグロスがクロス、これをウェルベックが競り勝ちヘディングを決めてブライトンが同点に追いつく。前半ロスタイムにはギャラガーが絡んで左からのクロスにプリシッチがヘディングシュートもサンチェスがファインセーブ。

後半もブライトンのペースは続き、まず8分に三笘がサイドでパスを受けてドリブル、最後はエンシソがシュートもケパに防がれる。ここでチェルシーはプリシッチ、エンソ、フォファナ、スターリングからツィエク、コヴァチッチ、リース・ジェイムズ、ジョアン・フェリックスと一気に4人を変える。

15分にエンシソが左サイドで粘って突破からシュート、ポストに当たったボールをウェルベックが反応するが枠には入れられず。17分にはエンシソと三笘のコンビネーションで
崩すがチャロバーにカバーされる。20分にはチェルシーがようやく反撃、ジェームズからムドリクがシュートもサンチェスがセーブ。

そして後半24分、マーチが相手のボールを奪ってからパスを受けたエンシソが、中へ持ち出して目の覚めるようなゴラッソを決めてブライトンが勝ち越し。そこからはさすがにチェルシーがボールを支配するも、ブライトンは粘り強く守って決定機を許さず。6分のロスタイムを守りきって試合終了。

ブライトンはスタンフォード・ブリッジで初勝利。三笘は、前半こそキレキレで対面のチャロバーをおもちゃにしたが、最後の方はボールが足につかず明らかに疲れが見えていた。同じポジションのムドリクと比較しても遜色ないレベルなのは間違いないだろう。

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