「三笘のゴールは惜しくもハンド、上位対決に競り負ける」イングランド・プレミアリーグ第30節 トッテナム・ホットスパー-ブライトン

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現在リーグ5位のスパーズと6位のブライトンとの直接対決。スパーズは3-4-2-1のフォーメーションで、1トップがハリー・ケイン、シャドーがクルセフスキとソン・フンミン。ブライトンは4-2-3-1で1トップがウェルベック、2列目が三笘、マカリスター、マーチの並び。

試合は序盤から非常に緊迫した展開。ブライトンがアウェイでもビルドアップ、スパーズはそれを待ち構えてボールを奪ったら一気に攻める構えを見せる。6分にCKからファーに走り込んだ三笘が合わせるが相手にカットされる。そして前半10分、ソン・フンミンがカットインからファーにゴラッソを決める。

三笘は試合開始からほとんど2トップの位置にいて、サイドはエストゥピニャンが張りっぱなしの実質3バック。狙いとしては三笘が相手WBポロのすっぽんマークを引き付ける狙いがあるのだろうが、かえってそこがスパーズの狙い所になってしまっている。

前半17分に、三笘がマカリスターのスルーパスに抜け出してゴールを決めたかに見えたが、ハンドの判定でノーゴール。26分にもブライトンが高い位置でボールを奪ってシュートもゴールポスト。しかし34分にCKから今度はダンクがファーに入り、ヘディングを決めてブライトンが同点に追いつく。

前半36分に三笘が前線でパスを受けてシュートも相手に当たってCK。前半は1-1で終了したが、ポゼッションではブライトンが62%、シュート数は4対10とスタッツはブライトンだったが、展開的にはブライトンが攻めあぐねてスパーズがカウンターでチャンスを作った流れだった。

後半、スパーズのペースになった時間が続いたが、10分に右サイドからのパスを受けたウェルベックのシュートが決まったかに見えたがマカリスターの腕に当たったという判定でノーゴール。15分には、両チームのベンチで諍いが起き、デ・ゼルピ監督とステッリーニ暫定監督の2人が退場してしまう。

27分にはPA内で三笘が浮いたボールを蹴ろうとして引っ掛けられたが、結局ノーファールの判定。すると34分に三笘がボールを奪われてからのハーフカウンターから折り返しをケインに決められスパーズが勝ち越し。ロスタイムにはクロスに三笘がヘッドの場面はあったが、結局追いつけず1-2で試合終了。

三笘が常時2人に抑えられてデコイになっている分、他の選手が仕事をしないといけないのに、マーチもマカリスターもダメだったね。ポゼッションで全体が前に上る分スペースが出来てしまい、最後に守備陣の踏ん張りが効かない弱点も出てしまった。三笘も1対1で行けそうな場面でパスを選択したり、疲れがあるのか消極的な姿勢になりがちだったね。

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