「危うく”今日は久保の日じゃなかった”が今期5点目」スペイン・リーガエスパニョーラ第25節 レアル・ソシエダ-エルチェ

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リーガで4位と上位に付けているも、ここ5試合で1ゴールと極端な得点力不足で勝ちきれない試合が続いているソシエダは、今節は最下位のエルチェとホームで対戦。

ミッドウィークのヨーロッパリーグで先発を外れた久保がセルロートとの中盤ダイアモンドの4-4-2の2トップで復帰、トップ下はダビド・シルバが入り、オヤルサバルはベンチスタート。対するエルチェは5-3-2のフォーメーション。

試合はいきなり前半5分に、中でボールを受けたシルバが切り返しから久保にラストパス、しかし久保の左足シュートは回転がかからず枠の上に飛んでしまう。9分にも久保とシルバのワンツーから久保がシュートも右に外す。

エルチェはこれまでの対戦相手と異なり、前からあまりプレスをかけて来ないのでソシエダは比較的自由に中盤でボールを持てているが、それでもエルチェは徐々に守備をアジャスト、15分以降はあまりチャンスが生まれなくなり、久保も密集する中央では無く右に流れてのプレイが多い。

しかし25分にはシルバからのクロスにセルロートがトラップから押し込もうとするが、バウンドが合わずに枠の外。33分には右サイドでボールを受けた久保がドリブルからシュートも相手にカットされる。直後にも相手GKバディアのキックミスを拾った久保が折り返すもバディアにキャッチされる。

39分にはショートコーナーからシルバが後ろにいた久保にパス、ダイレクトシュートはわずかに右へ外れる。43分にはカウンターでシルバから久保にパス、切れ込んでシュートもスライディングに阻まれる。44分には左に流れた久保のクロスはセルロートにギリギリ合わない。ロスタイムにはロングスローのこぼれ球に足を出した久保が相手と交錯して倒れるがノーファール。

前半はチャンスに外しまくった久保だったが、後半3分にまたシルバからのスルーパスを左に飛び出して受け、一度フェイクを入れてから左足で流し込み、ようやくソシエダに先制ゴールが生まれる。7分には逆に久保からシルバへパスもカットされる。11分には右からのクロスにシルバが合わせるもゴールポスト、跳ね返りにセルロートが詰めるが一瞬間に合わず。

ここからビハインドのエルチェが前に出て来るが、久保も献身的に自陣まで守備に戻ってカバーリング。そして後半33分には久保とシルバが仲良く下がる。が、ここからソシエダは一気にグダグダ、40分にはPAでターンしたボジェに決定的なシュートを浴びるが、GKレミロがかろうじてセーブ。

しかし後半45分、途中交代のバレネチェアが相手の横パスをカット、そのまま持ち込み待望の追加点を決める。そして3分のロスタイムをしっかり守りきり、ソシエダは久々の勝利となった。

久保は今期5点目となるゴールを決めたが、チャンスの数からすると1点だけなのは物足りない。どうも久保の場合はシュート場面に余裕があればあるほど力んで外してしまいがちなので、パスをするようにコースを狙ったほうが良いと思うのだが・・・ジーコの教えを振り返っていただきたい。

 

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