今週のミッドウィークは、イングランドの鉄道ストの影響で順延になっていた第8節、現在はリーグ8位のブライトン対12位のクリスタルパレスの試合が開催。
ブライトンのフォーメーションは4-2-3-1で、今節はファーガソンではなくウェルベックが1トップで先発、三笘はいつもの左SHでスタート。対するクリスタルパレスは4-3-3の形。
試合はブライトンがボールは保持するものの、疲労が溜まっているせいか各選手の動きに鋭さが無く、フィールドプレイヤー10人中8人がアフリカ系で揃えてきたクリスタルパレスのカウンターやセットプレイの高さに手こずる立ち上がり。
前半5分にはカウンターから右サイドをクラインが抜け出すも、三笘が自陣のライン際までプレスバックしてスライディングで何とかカット。9分にもハーフカウンターからオリーセが抜け出すも、ブライトンGKスティールが体に当てて難を逃れるが、試合開始10分までに6本のシュートを浴びてしまう。
ブライトンも13分にエストゥピニャンのインナーラップからワイドに張った三笘がシュート、これはコースが甘くてGKにキャッチされる。しかし15分に三笘が自陣からドリブルで持ち上がってマーチに絶妙なスルーパス、これをマーチがコースに決めて三笘のアシストでブライトンが先制する。
この試合、三笘のサイドが警戒されて右サイドの守備が薄くなる分、マーチとフェルトマン、グロスのコンビネーションでブライトンが攻撃を組み立てる場合が多い。42分にはクリスタルパレスのFKからドフリーだったアンデルソンがシュートも枠外。
後半13分には、ずっとクラインのマークを受けている三笘にDFからパス、ヒールでの打開を試すも相手に当たる。18分には2人のカバーを受けながらも縦突破からクロスを上げる。21分にはCKからマカリスターがニアでヘッドも、クリスタルパレスGKウィットワースがファインセーブ。
終盤はクリスタルパレスがボールを保持する時間帯が多くなり、三笘も対面のSBクラインの上がりに付いて下がるシーンが増える。それでも味方がボールを持つと必ずスプリントを仕掛ける三笘。そして35分に三笘とウェルベックがエンシソ、ファーガソンと交代。
最後はブライトンがかなり押し込まれ、ロスタイム4分にはGKスティールからグロスへのパスがずれてボールを奪われ、PA内で決定的なシュートを打たれるが幸いにもミートせず枠外、そのまま9分のロスタイムを何とか守りきって1-0で終了。ブライトンはEL圏内まで2差の7位をキープしている。
三笘については、便所まで付いてきそうなクラインのすっぽんマークに苦しむも、一瞬のスキで決勝アシスト。三笘が食いつかれた裏をエストゥピニャンが何度もオーバーラップしていたが、結果には繋がらず。ここの連携がもっと取れるようになれば、三笘ももうちょっと楽にプレイ出来るはずだが。