「きらめくばかりのスターを並べた塩試合」UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第1レグ パリ・サンジェルマン-バイエルン・ミュンヘン

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昨日の深夜から始まった、チャンピオンズリーグの決勝トーナメント。まずはベスト16屈指の好カードであるPSG対バイエルン。

ホームのPSGはエムバペが怪我から復帰はしたもののベンチスタート、フォーメーションは4-4-2でメッシとネイマールの豪華2トップ。対するバイエルンはチュポ・モティングの1トップに、コマンとムシアラの2シャドーを配した3-4-2-1。

試合はバイエルンがアウェイながらボールを保持する展開。PSGは4-4のブロックで固く守り、ボールを奪ったら豪華2トップにひたすらボールを集めて攻撃のスイッチが入るサッカー。しかしバイエルンはPSGにボールを奪われてもゲーゲンプレスでボールを前に送らせない。

前半30分を過ぎると、バイエルンがバイタルにボールを運ぶ機会が多くなり、コマンやムシアラがPA付近でボールを受けてドリブルやシュートを放つ場面が生まれる。PSGも、メッシとネイマールが低い位置まで下がって、マークを引き付けた裏のスペースにヴェッラッティら中盤の選手が飛び出す形で変化を付ける。

バイエルンは43分に、コマンの突破からクロスを跳ね返されたこぼれ球をキミッヒがシュートというこの試合初めての決定機を作るが、PSGのGKドンナルンマが倒れ込みながらキャッチで得点ならず。PSGも前半ロスタイムにPA外でメッシが倒されFK、メッシのキックは壁に当たって前半終了。

後半もバイエルンがボールを保持する流れで始まるが、5分に右サイドで16歳のザイール・エメリがターンでマークを交わして突破、クロスにネイマールがスライディングで飛び込むも競り合いでボールはラインを割ってしまう。

逆に後半8分、バイエルンはDFからの縦パスを受けたチュポ・モティングが落としてデイヴィスがクロス、ファーに待っていたコマンがダイレクトでシュート、ボールはPSGのGKドンナルンマの脇を抜けてゴールに決まりバイエルンが先制する。ここでPSGはエムバペが交代出場、1トップがネイマール、シャドーがエムバペとメッシの4-3-3に変更。

19分にはバイエルンのCKからパヴァールがヘッドもドンナルンマがセーブ。後半28分には中盤からのミドルパスにエムバペが抜け出すもシュートはゾマーが顔面ブロック。そこからはPSGがボールを支配、37分にはカウンターからヌーノ・メンデスが抜け出しクロスをエムバペが押し込むも、ヌーノ・メンデスがオフサイドの判定でノーゴール。

さらに39分にも、同じくヌーノ・メンデスが突破してのクロスにメッシがシュートもパヴァールが何とか足に当てる。41分にはゾマーのパスミスを拾ってエムバペのクロスをDFが跳ね返したボールをヴィティーニャがシュートもゾマーがキャッチ。

後半ロスタイムには右サイドを抜けたメッシをパヴァールがスライディングで倒すと、主審はすかさずイエローカード、これで2枚目となってパヴァールが退場する。そしてそのまま0-1で試合終了、バイエルンがアウェーでまずは先勝した。

PSGは、とにかくメッシとネイマール、エムバペにボールを集めて何とかしてもらうだけのサッカーなので、メッシとネイマールは調子が落ちていて、エムバペが怪我明けではどうしようもないよね。バイエルンも、ここまでボールを支配して得点がコマンの1点というのは物足りない。優勝候補と目される2チームだが、現状ではイングランドやスペイン勢に勝てるかは微妙なところじゃないだろうか。

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