現在7位と好調のブライトンは、CBのコルウィルが怪我で欠場、1トップはウェルベックが後半戦初先発、三笘は左SHの4-2-3-1。同じフォーメーションのレスターは相変わらずジェイミー・ヴァーディが1トップを貼り続けている。
試合はホームなのに、レスターはほとんど自陣から前に出て来ず、4-4-2の3ラインをコンパクトにして守り、ブライトンがボールが持つ流れで始まる。三笘に対しては、右SBのカスターニュがすっ飛んできて一気に間合いを詰め、前を向かせない対策が徹底されている。
それでも三笘は13分に自陣での1対2からダブルタッチで抜け出してカウンターのチャンスを作ると、23分には左サイドでボールを受けて切り返しから縦に抜けようとするが、カスターニュにカットされる。
しかし前半27分、エストゥピニャンからパスをもらった三笘が、中へカットインしてから右足で巻いて落とす、プスカシュ賞もののスーペルゴラッソを決めてブライトンが先制する。解説のチョン・テセは三笘ってる連発でうるさい(笑)。ただ、ここでトップ下のララーナが怪我で交代してしまう。
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— GOAL Japan (@GoalJP_Official) January 21, 2023
失点したレスターだが、それでも前に出る事無く守備的サッカーを崩さない。すると38分にカウンターからバーンズが左サイドでスルーパスを受けてカットインからシュート、これはDFに当たったが、こぼれ球が右に流れてオルブライトンが押し込み同点に追いつく。
後半はトップ下に入ったマカリスターがウェルベックと並んで2トップ左側の位置に上がる事が多く、エストゥピニャンが上がると3人のポジションが近くなってやや交通渋滞の様相。後半12分にはスルーパスから切り返し、打ってくださいのイージーなパスに走り込んだマーチがどフリーだったが軸足を滑らせてホームラン。アシスト1個をフイにする。
16分には左サイドでカスターニュを振り切ってPA内に入り込むが珍しくドリブルが大きくなってゴールラインを割る。逆にレスターは後半18分、CKからファーに流れたボールをフリーになっていたバーンズが押し込んで逆転に成功する。
リードしてベタ引きになるレスターに対し、攻めあぐねるブライトン。29分には三笘が左で縦に抜けてクロスも、相手の足に当たって味方へ届かない。レスターはPA内まで下がるために、ブライトンにもチャンスのシーンは増えるのだがゴールがなかなか決まらない。
このままレスターが逃げ切るかと思われた後半43分、三笘が競り合ってエストゥピニャンにボールを繋ぎ、左からのクロスに中へ飛び込んだファーガソンがゴール左隅にヘディングを流し込み、ブライトンが土壇場で同点に追いつく。
後半ロスタイムには、三笘がカットインから飛び出したグロスにパスもボールが大きくなってGKキャッチ。ロスタイム3分にはレスターがPAすぐ外でFKのチャンスを得たがマディソンのキックは壁に当たる。そして2-2のドローで試合終了。ブライトンはCBコルウィルの欠場が響き、相手の少ないチャンスであっさりと失点してしまった事が勝ち点2を落とした要因となった。
三笘はスーパーゴールは決めたものの、この試合は珍しくドリブルやキックにミスが多くて全体的にはイマイチ。まあ、レスターの守備が非常に粘り強く、三笘対策をしっかり練ってきたのも事実だけどね。これから各チームが最大限の対策を施してくるだろうし、ここからが本当の勝負だ。