「ハードワークで日本一、岡山学芸館が初の優勝を飾る」全国高校サッカー選手権 決勝 岡山学芸館-東山

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どちらも初めての決勝進出、もちろん勝てば初優勝同士のフレッシュなカードとなった、今年の高校サッカー選手権決勝。岡山学芸館は4-2-3-1のフォーメーションで、東山は4-4-2の形。

互いにハイプレスが持ち味のチームらしく、試合の序盤は相手のDFラインの裏へセーフティーにボールを蹴り合う展開。岡山学芸館のほうがプレスのスピードが早く、東山のほうがパスを回そうという意識が強い。

東山が徐々にボールを保持する展開になった前半25分、岡山学芸館の今井が右サイドを突破して折り返すと、東山CB新谷が足を出して当たったボールがゴールに入り、オウンゴールで先制する。

すぐに東山も反撃、28分に高い位置でボールを奪ってシュートもGKがキャッチ、その後は岡山学芸館のハードワークになかなかチャンスを作れなかったが、前半44分に左サイドを北川がフリーで抜け出し、折り返しを真田がダイレクトで合わせたシュートがゴール右上に決まるゴラッソとなって東山が同点に追いつく。

後半7分、岡山学芸館は左サイドでオーバーラップからのクロスを木村がヘディングで合わせて勝ち越し。東山も15分に右サイドでボールを奪って阪田がPA内から折り返すも、今度は真田が大きく吹かしてしまう。24分にも、ミドルシュートが相手に当たったこぼれ球を清水がダイレクトで合わせるもGKキャッチ。さらに29分、左サイドで強引な攻めからクロスを阪田がフリーで飛び込むもヘディングはクロスバーに当たってゴールならず。

ここまで猛攻を耐えていた岡山学芸館は、後半39分にロングスローが左にこぼれたボールを、木村が絶妙な動きでフリーになってゴールを決め、決定的な3点目を決める。東山は後半ロスタイムに北村のシュートがゴールをかすめるなど、最後までチャンスは作ったが追加点を決められず、試合は3-1で終了。岡山学芸館が高校サッカー選手権初優勝を飾った。

ともにハイプレスが持ち味のチーム同士の試合だったが、ハードワークの度合いでは岡山学芸館のほうが上で、東山はボールを保持はしていたのだが、なかなかフリーでプレイをさせてもらえず、少ない決定機をものに出来なかった。そして攻撃に重心を置いた分、守備の集中力が弱まって、そこを岡山学芸館に突かれてしまった。

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