大晦日から再開したリーガ・エスパニョーラ。3位のレアル・ソシエダは勝ち点差3で7位につけているオサスナと対戦。ソシエダのフォーメーションは4-2-3-1で久保は右SHで先発。対するオサスナは3-1-4-2の形。
試合は、アウェイのオサスナがかなり高い位置からプレスを仕掛けてきて、ソシエダはなかなか満足なビルドアップを実行できず、仕方なくダビド・シルバがボランチまで下がってボールを受ける機会が多い。
ソシエダは、12分に左サイドに飛び出した久保にシルバからスルーパスが通るがオフサイド。しかし21分、久保がおオーバーラップしたブライス・メンデスにノールックパス、相手のスライディングを切り返しで交わしたブライス・メンデスが、倒れ込みながらファーにゴールを決めてソシエダが先制する。
後半4分に、久保は自陣まで下がってボールを奪い返す。7分には右サイドでドリブル突破、ライン際からのクロスをファーにいたシルバに通すがタイミングが合わず。9分には左サイドから中央寄りでパスを受けた久保がPA内でヒールパス、チョーのシュートは枠外に外れる。
そこからしばらくはソシエダは左サイド中心の攻撃で久保の出番がなかったが、17分にスローインからの展開で久保がカットインからシュートを放つもわずかに左へ外れる。18分にはカットインと見せかけての縦突破から左足シュートもGK正面。
その直後にシルバの絶妙なヒールパスからブライス・メンデスがドリブル、オフサイドぎりぎりで抜け出したセルロートがチップキック気味のゴールを決めてソシエダが追加点。22分に久保は右に開いてパスを受け、ドリブル突破を仕掛けるもカットされる。
後半25分に久保が相手のパスをカットしてドリブルで持ち上がり、セルロートにパスも思いっきりオフサイド。28分には相手のボールを追って戻りながらキープ、反転して競り合いながらダビド・シルバに縦パスを通す。30分にはオサスナのクロスから決定的なヘッドも、久保がこぼれ球を戻ってクリア。
久保とシルバ、ブライス・メンデスは後半35分にお役御免で交代。そして41分には、左膝靭帯断裂の大怪我をしたオヤルサバルが復帰後初の出場で盛り上がるスタジアム。ロスタイムはソシエダが試合をコントロールするが、そのままスコアは動かず2-0で試合終了。ソシエダはがっちり3位をキープ、オサスナは9位まで順位を落とす結果になった。
久保は先制点をアシストしたかに見えたが、ブライス・メンデスが切り替えした際に相手の足に当たったようで、スペインのルール的にアシストならず。でも全体を通して積極的にドリブルを仕掛け、守備では精力的に自陣のカバーに戻るなど、攻守において活発なプレイを披露、勝利に大きく貢献した。