現在7位と好調のブライトンが、首位のアーセナルをホームに迎えての元旦対戦。ブライトンは4-2-3-1のフォーメーションで、三笘は左SHで先発、1トップにはトロサール、2列目はセンターにララーナ、右にマーチという形、アーセナルは4-3-3で、冨安はベンチスタート。
試合はいきなり前半2分、高い位置でボールを奪ったアーセナルが、ゴール右にいたサカにパスを繋ぎ、冷静に蹴り込んで先制点をゲットする。その後もブライトンの守備は混乱していてあっさりアーセナルに決定機を作られるシーンが続く。
10分を過ぎるとアーセナルのハイプレスが落ち着き、ブライトンが自陣でボールを回す時間が多くなるが、三笘はあまり高い位置でボールを受ける事が出来ていない。16分に、ブライトン右BSランプティがオーバーラップで抜け出し、折り返しからトロサールがシュートもアーセナルGKラムズデールが触る初めての決定機。
19分にはブライトンがカウンター、三笘が左サイドでドリブル突破、アタッキングサードでスピードを落としてトロサールにパスをするも、呼吸が合わず。21分にもカウンターから三笘が抜け出そうとするがタイミングが少し合わない。
25分にはブライトンがまたカウンターから右サイドをマーチが突破して折り返し、最後はトロサールがシュートもゴールを外れる。逆に前半39分、アーセナルはCKからこぼれたボールをウーデゴールがコースに決めてアーセナルが追加点。
さらに後半2分、アーセナルは三笘が上がった状態のカウンターから、マルティネッリが左サイドからシュート、これはブライトンGKサンチェスが防いだが、こぼれ球をエンケティアが押し込みアーセナルが3点目。
ブライトンは後半5分に三笘の仕掛けからチャンスを作ると、6分には三笘がアウトでクロスを上げるが大きく外す。後半15分にはベン・ホワイトに代わって冨安が右SBの位置に入る。ブライトンもトロサール、ララーナが下がる。
しかし後半19分に冨安へのボールを三笘がカットすると、その流れから中央に入ったグロスからのスルーパスが三笘に渡り、オフサイドぎりぎりのタイミングでゴール右にシュートを決めてブライトンが1点を返す。
アーセナルも、後半25分に自陣PAからウーデゴールの一発のパスにマルティネッリが抜け出し、トゥキックのシュートを決めて4点目を重ねる。そしてブライトンも、ロングパスの処理に戸惑ったサリバの処理ミスを拾ったファーガソンが、そのままゴールを決めてまた2点差に追いつく。
終盤はエストゥピニャンが上がって三笘が中に入る形が多くなるが、冨安は素早いカバーリングで崩される気配は無い。43分には三笘がドリブルでサカを交わして倒されFK。その流れで得たスローインから、三笘がPA内で切れ込んでゴールが決まったかに見えたが、VARで戻りオフサイドと判定されてノーゴール。
さらに後半ロスタイムに左サイドを三笘が抜け出し、PA内で倒されたかに見えたがノーファール。しかしその後はDFラインを6人で固めるアーセナルが逃げ切り、2-4で試合終了。
三笘と冨安という日本人同士のマッチアップがプレミアリーグで見られたのは感無量だったが、勝負については三笘に軍配。まあ1対1なら今の三笘を止められる選手はそうそういないので仕方なし。2点目が決まっていればもっと最高だったけどね。