イングランド・プレミアリーグは、W杯明けの初戦はボクシング・デーでの開催。
W杯中断前の順位はブライトンが7位なのに対し、サウサンプトンは19位のブービーと対称的な成績になっている両チームの対戦。ホームのサウサンプトンは4-2-3-1のフォーメーション、ブライトンも同じ形でトロサールの1トップに三笘は左SHでの先発、W杯で優勝したアルゼンチンのマカリスターはまだ休暇中で欠場。
試合はホームのサウサンプトンが前から行く流れで始まるが、前半3分に左サイドを抜け出した三笘がドリブルで3人を交わしシュートもGKに阻まれるが、いきなり見せ場を作る。ただ、10分にセンターから三笘のダイレクトパスは、味方には全く合わなかった。
先制点はブライトン。14分に右サイドへの展開からマーチがカットインクロス、ニアにララーナが飛び込んでヘディングを押し込みゴール。18分には三笘が左サイドでのドリブルからクロスもGKキャッチ。サウサンプトンは26分にウォード=プラウズが直接FKを狙うがわずかに外。
しばらく、サウサンプトンのプレスが効いてピンチが続いたブライトンだったが、36分に三笘からオーバーラップしたエストゥピニャンにパスが通り、グラウンダーのクロスが相手のオウンゴールを誘って追加点。39分には三笘起点のカウンターからトロサールが三笘を狙ったクロス、しかしヘディングは浅く当たって浮いてしまう。
前半ロスタイム、左サイドで三笘が巧みなボールコントロールでマイボールにし、サイドを走り抜けた三笘にララーナからボールが渡り、トラップからのシュートはGKに当たってファーへ流れるが味方が押し込めない。
サウサンプトンは後半から2枚替え。後半早々、三笘のバックパスミスからエドジーがフリーでPA内に入るが、もたついた上にシュートを吹かして命拾い。逆に後半11分、ブライトンはマーチが中へ切れ込んでのミドルを突き刺し3点目。16分にはマーチから三笘が完璧にフリーなヘッドを放ったが、ボールはファーへ外れてしまう。さらに17分、19分と三笘がドリブルでPA内に切れ込み良い形を作る。
後半25分、サウサンプトンはエドジーがドリブルで股抜き、抜かれたグロスが体で押してPK。ウォード=プラウズのキックはブライトンGKサンチェスが弾いたが、こぼれ球をウォード=プラウズ自身が押し込んで2点差。
しかしその後はブライトンが試合をコントロール。三笘がPA内にドリブルで切れ込む場面も2度ほど作るが得点には繋がらず。トロサールやマーチら攻撃陣が交代するも、三笘は最後まで残ってフル出場、そして試合は1-3で試合終了。サウサンプトンはこれでプレミア4連敗となった。
三笘は決定機を決めきれずゴールやアシストといったスコアポイントは記録できなかったが、三笘のキープやパスから数え切れないぐらいにチャンスを作り、チームの勝利に貢献。監督からの信頼をガッツリ掴んでスタメンフル出場。次は元旦にアーセナルとの試合、次も是非スタメン出場を期待したいね。