現在プレミアリーグ首位のアーセナルが、ディフェンディングチャンピオンのリバプールをホームのエミレーツ・スタジアムに迎えての大一番。
アーセナルは4-1-4-1のフォーメーションで、1トップがジェズス、ウイングがマルティネッリ、サカの並びで冨安は左SBでプレミア初先発。対するリバプールはヌニェスの1トップに、ディアス、ジョッタ、サラーを並べた4-2-3-1。
試合は前半2分にいきなり動く。リバプールが一瞬前がかりになった展開で、ボールを奪ったアーセナルはカウンターからサカがボールを運び、ウーデゴールからのスルーパスをマルティネッリが左サイドから飛び出しゴールを決めてしまう。
そこからはリバプールが攻勢を強めるも、17分、21分とサラーへのサイドチェンジを冨安が封じ込め、28分には冨安のオーバーラップからリバプールがシュートシーンまで持ち込む。
しかし前半34分、リバプールはスローインからアレクサンダー=アーノルドがロングフィード、逆サイドから走り込んだディアスにボールが渡り、股を抜いた折り返しをヌニェスが押し込んで同点に追いつく。リバプールは42分にルイス・ディアスが怪我のためフィルミーノと交代。
前半ロスタイム1分に、リバプールのセットプレイからアーセナルはカウンター、マルティネッリがドリブルで持ち込んでのクロスをサカがファーで押し込んでアーセナルがリードして前半を折り返す。
後半も5分にリバプールはマルティネッリの巧みなキープからウーデゴールがシュートもGKアリソンの正面。すると8分にリバプールがジョタのスルーパスからフィルミーノが決めてリバプールが再び同点に追いつく。
19分にはPA付近で冨安のクロスがサカに渡るがハンドの判定。26ふんにはベン・ホワイトが攻撃参加、PA内で攻撃を展開もアリソンがセーブ、28分にもアーセナルの猛攻からPA内でジェズスへのボールに足を伸ばしたチアゴのプレイがファールと判定されPK。これをサカが決めてアーセナルが三度リード。
そこからはアーセナルがティアニーを投入、左サイドを安定させつつ試合をコントロール。最後はアーセナルが6バック状態でリバプールの攻撃を封じ込め、ロスタイム7分もしっかり消化して3-2のまま試合終了。
冨安はまんまヨーロッパリーグのボデ・グリムト戦と同じポジションと役割。攻撃はあくまでマルティネッリのサポートに徹し、リバプールの攻撃基点であるサラーへのサイドチェンジを高さで封印、対人でも完璧に抑えて守備面で勝利の立役者になった。左でも全く違和感が無いので、DFならどこでも使える便利屋として出番が増えていきそうだ。