「残念だけど日本にハンガリーの真似は出来そうにない」UEFAネーションズリーグ グループA3 ドイツ-ハンガリー

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日本とW杯の初戦で対戦するドイツは、ネーションズリーグでハンガリーとホームで対戦。ドイツのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがヴェルナー、2列目がニャブリ、ミュラー、ザネ、ボランチがギュンドアンとキミッヒという並び。対するハンガリーは5-3-2の形。

試合の序盤はハンガリーが押し込む場面はあったものの、すぐに試合はドイツが圧倒的にボールを保持する流れになる。ハンガリーは5バックでしっかりサイドのスペースを消しつつカウンターを狙う形。

そして試合が動いたのは前半17分、ハンガリーが左CKを獲得すると、ショボスライのキックにニアへ飛び込んだサライが足裏で合わせたボールが、ファーサイドのネットに決まってハンガリーが先制する。

ずっと攻めあぐねていたドイツは、前半39分にようやくサイドチェンジからの連続攻撃で、最後はミュラーがヘッドもハンガリーGKグラーチが正面でキャッチする。そしてそのまま0-1で前半を折り返す。

後半からドイツはニャブリに代えてケーラーを投入、右CBに入って3-4-2-1のフォーメーションを形成する。ドイツしてはWBを外に張らして、ハンガリーの中盤4人の外側で基点を作って攻める狙いがあるのだろう。

4分にはキミッヒのFKにミュラーが足先で触るがゴールの枠には飛ばせない。5分にはギュンドアンの浮いたパスにザネが飛び込みシュートもグラーチが弾く。8分にはホフマンの飛び出しからポストを受けたミュラーがゴールネットを揺らすがオフサイド。15分にはキミッヒがサイドネットに当たるミドルシュート。

ハンガリーも26分に中央を経由したカウンターから交代で入ったアーダームがシュートも、ドイツGKテア・シュテーゲンがかろうじて腕1本で防ぐ。ドイツは交代で入ったムシアラにボールを集めて力技で突破を図る。ハンガリーは後半41分にも一発のパスからクレインヘイスレルが抜け出しシュートもテア・シュテーゲンが足で止める。

42分にはドイツがサイドチェンジからクロス、こぼれ球をキミッヒがミドルもわずかに枠外。ドイツはロスタイムにパワープレイを繰り出すも、最後までハンガリーのゴールは割れず0-1で試合終了。これでドイツはフリック監督就任後初黒星、ネーションズリーグのベスト4への道は閉ざされる結果となった。

ただ、ハンガリーの鉄壁とも呼べる5-4-1の守備はおそらく日本にとっては真似が出来ない。これまでの試合を見ても、日本はゴール前で左右に揺さぶられ、セカンドボールを拾われて連続攻撃を食らうとパニックに陥って守備に穴を空けてしまうパターンが多い。アメリカ戦のようなハイプレスがドイツに通用するか、そこが試合のポイントになるのは間違いない。

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