「久保はリンデロフを翻弄、キラーパスが決勝点に繋がる」UEFAヨーロッパリーグ グループE マンチェスター・ユナイテッド-レアル・ソシエダ

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久保が所属するレアル・ソシエダのヨーロッパリーグ初戦は、いきなりマンチェスター・ユナイテッドのホーム、オールド・トラッフォードでのアウェイ戦。エリザベス女王陛下が亡くなったために、選手は喪章を付けて黙祷、ピッチの看板も消灯された状態での試合。

マンUのフォーメーションは4-2-3-1で、クリロナの1トップに2列目がエランガとフレッジ、アントニー、中盤がエリクセン、カゼミーロという並び。ソシエダはサディクと久保の2トップに、トップ下がダビド・シルバの中盤ダイアモンドの4-4-2。

いきなり試合開始2分で、久保が左サイドをドリブル突破、最後はカゼミーロに押し倒されるがノーファール。しかし前半はどちらかというとマンUペース。ソシエダの前線をしっかり抑え、ソシエダの縦パスをカットして素早く攻める狙いが見える。オールド・トラッフォードのピッチはボールの走りがイマイチで、ソシエダのパスがうまく回っていない。

14分にはルーズボールがクリロナの前に転がってカットインするがシュートまで行けず。15分には久保のグラウンダーのクロスはダビド・シルバの足に合わず。26分にはエリクセンからクリロナにスルーパスが通るがトラップをミスして浮いてしまう。30分過ぎにはマンUが押し込み36分にクロスからクリロナがヘッドを決めたかに見えたがオフサイド。

後半からマンUはエリクセンを下げてブルーノ・フェルナンデス、ダロに代わってリサンドロを投入。ソシエダもサディクからセルロートに交代。後半はいきなりクリロナがクロスにヘッド、そしてミドルシュートと連続して決定機を作るがゴール出来ず。

ソシエダは後半から4-4-1-1の形で久保が左SHへ移る。すると8分に左に開いた久保からのピンポイントクロスがセルロートの頭に合うがわずかにバーの上。10分にも久保の突破からクロスもギリギリクリアされる。

しかし後半11分に、CKからボールを受けた久保のドリブルからの折り返しがフリーのダビド・シルバに通り、シュートをブロックしに行ったリサンドロの腕に当たったという判定でPK、これをメンデスが決めてソシエダが先制する。

19分には久保がミドルもGK正面で弾かれる。20分にはファーでフリーだったカゼミロがヘッドも叩きつけすぎて上に外れる。あまり無理をしなくなった久保は後半33分にバレネチェアと交代でお役御免。

マンUは3バックにして前線を厚くし、40分にはロングボールからの落としにクリロナが反応、トラップしたところを倒されるがノーファール。44分にはクリロナのドリブルが止められFK、彼自身が蹴るも壁に当たる。

ロスタイムにはカゼミーロのミドルはあったが、最後までソシエダの守備を打ち破る事は出来ず0-1のまま試合終了。その瞬間には久保が笑顔で監督と抱き合い、ソシエダがオールド・トラッフォードで嬉しい勝利を挙げた。

久保についてはマスコミからは称賛一色だったようだが、対面は本職じゃないリンデロフだったのもあるし、終盤はペースが落ちてしまったので、個人的には70点ぐらいの出来かな。まだまだもっとやれる選手だと思うし、これに満足しないで欲しいね。

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