「本気で対策されるとみじめに惨敗、これが森保ジャパンの現実」キリンカップサッカー2022 決勝 日本-チュニジア

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代表のホーム親善試合4連戦の最後を飾る、キリンカップサッカーの決勝戦。今朝の注目点として挙げたスタメンは、GKシュミット・ダニエル、DF伊藤、吉田、板倉、長友、MF鎌田、遠藤、原口、3トップが南野、浅野、伊東というメンバー。対するチュニジアは4-1-4-1のフォーメーション。

試合は日本がボールを持つ展開でスタートするが、チュニジアはあまりハイプレスはかけて来ないが、遠藤と鎌田、原口の中盤3人と南野、伊東のシャドーにマンマークを付けて、日本が得意とする組み立てをさせないように警戒している。

なかなかボールを持って攻め込めない日本は、伊東のドリブルや南野の抜け出しなどで打開しようとするが、チュニジアのデュエルの強さに封じられる。26分に鎌田のFKからこぼれ球を南野がフリーでシュートの場面を作ったが、ボールがヒットせず空振ってしまった。

34分には伊東が単独ドリブルでファールをもらい、自身のFKは吉田に合うがヘッドは上に飛んでクリアされる。35分には伊東のクロスから鎌田がドフリーになっていたが、雨のせいでバウンドが合わず決定機に決められず。42分にはDFライン裏に飛び出した南野がシュートを決めるもオフサイド。

後半から日本は原口に代えて田中碧を投入。南野が中に入り、そのスペースに伊藤洋輝が積極的に上がるなど、日本は攻撃で修正して来た。しかし後半8分、伊藤が1対1で入れ替わられ、吉田が後ろから相手を倒してしまいPK、これをロムダンがゴール右に決めてチュニジアが先制。

日本はここで浅野に代えて古橋、鎌田に代えて三笘が入り、南野がトップ下に入った4-2-3-1に変更する。さらに南野に代えて久保、伊東に代えて堂安が入る。ところが後半31分、GKからの何でもないロングボールを吉田がまずい対応で折り返され、ゴールを決められチュニジアが2点目。

その後は日本がしゃにむに攻めるが、ことごとく強引過ぎてチュニジアにしっかり対応され、日本は攻め込みながらも決定的なシュートまで持ち込めない。後半ロスタイムにはジェマリに3点目をぶちこまれ、0-3の惨敗で試合終了。W杯出場国を相手にあまりにも寂しい内容と結果になってしまった。

日本のホームでコンディションの悪い相手に勝って強いと勘違いしていた日本だが、相手が日本をリスペクトしてしっかり研究して来ると、チーム戦術が存在せず選手に丸投げのジャパンズウェイでビルドアップが機能不全、攻撃は個人の思いつきで連携は皆無、ポジションのバランスを崩して一発の攻撃でやられてしまう、森保ジャパンの本質的な弱みが露わになった試合だったと言える。

ブラジル戦に続いて、チュニジア戦は日本の枠内シュートはゼロ。試合後のインタビューで、森保監督は「選手に責任がない」と語っていたが、いったい誰に責任があるんだろうか。そんな言い訳を本大会で聞かされないようにお星さまに願うばかりですな。

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