「レアルの手のひらの上で踊らされていたリバプール」UEFAチャンピオンズリーグ決勝 リバプール-レアル・マドリー

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スタッド・ド・フランスに8万人の観客を集めて行われたチャンピオンズリーグの決勝。リバプールのフォーメーションは4-3-3で、GKアリソン、DFロバートソン、ファン・ダイク、コナテ、アレクサンダー=アーノルド、MFヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、3トップがマネ、サラー、ディアスというメンバー。対するレアルは、GKクルトワ、DFメンディ、アラバ、ミリトン、カルバハル、MFがクロース、カゼミーロ、モドリッチ、3トップがベンゼマ、ヴィニシウス、バルベルデでの4-3-3。

試合が始まると、リバプールの右サイドがレアルに対して上回り、前半16分にアレクサンダー=アーノルドのオーバーラップからサラーがシュートもレアルGKクルトワがセーブ。2分後にはマネのポストからサラーがシュートもクルトワがキャッチ。21分にはマネのカットインシュートをクルトワが手で触ってゴールポストに当てる決定機を浴びる。l

そこからは試合は膠着するが、30分過ぎにはレアルがモドリッチを中心に中盤で攻撃を組み立てる形が多くなり、43分にはベンゼマがDFラインを抜け出し、ポストからバルベルデがシュート、こぼれ球を再びベンゼマが押し込むがオフサイドの判定。

後半は静かな立ち上がり。レアルはアンカーのファビーニョをケアするようになって、リバプールがなかなか攻撃をデザインできない。すると後半14分、中盤でモドリッチがマークを受けながらパス、右サイドからバルベルデがフラウンダーのクロス、これをアレクサンダー=アーノルドの外にいたヴィニシウスがオフサイドギリギリでゴールを決め、レアルが先制する。

当然、リバプールは一段と前に出て来るようになり、19分にはサラーがお得意のカットインからシュートもクルトワが横っ飛びで弾く。リバプールは21分に、あまり仕事をさせてもらえなかったルイス・ディアスに代えてジョタを投入。24分にはリバプールが右クロスからジョタの折り返しをサラーが詰めたが、クルトワが素早く対応して防ぐ。

30分頃からは中盤にスペースが空くようになり、リバプールは右サイドに開いたサラーにボールを集めてレアルゴールを攻め立てる。35分にはフィルミーノのポストからサラーがシュート、ジョタに当たってコースが変わるがクルトワが反応して防ぐ。37分にもロングパスに抜け出したサラーのシュートをクルトワが体でセーブ。

後半40分にはレアルはバルベルデに代えてカマヴィンガ、45分にモドリッチに代えてセバージョスを入れて守備硬め。ロスタイムにはファン・ダイクが上がってリバプールがパワープレイを仕掛けるが、レアルは動せずきっちり守りきって試合終了。レアルが4シーズンぶり史上最多14回目の優勝を決めた。

リバプールはハイプレスからのショートカウンターが最大の武器だったのだが、モドリッチを中心としたレアルのパス回しにミスが無く、ほとんど自分たちのサッカーをさせてもらえなかった。リバプールがレアルの手のひらの上で踊らされていたような、そんな印象を受けた決勝戦だった。

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