「久保は出番なしもマジョルカは連勝で奇跡の残留」リーガ・エスパニョーラ第38節 オサスナ-マジョルカ

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長かったスペインリーグもとうとう最終節。マジョルカは17位でギリギリ残留圏内だが、16位のグラナダとは勝ち点1差、18位のカディスとは同勝ち点、しかも今節は9位のオサスナ相手の苦手なアウェイ戦と、マジョルカにとっては非常に厳しい状況。

この試合も久保はベンチスタート、スタメンは前節と同じ5-3-2の守備的フォーメーションでマジョルカはスタート、対するオサスナは4-3-3の形。

試合はホームのオサスナがポゼッションする形。マジョルカはあまりガツガツプレスをかけて来ない。が、15分を過ぎると徐々にマジョルカがサイドチェンジを駆使して基点を作りながら押し返す流れ。

31分、マジョルカDFのバックパスをGKレイナが蹴ったボールが相手へのパスになってしまったが、トラップで止めきれず命拾い。33分には右からの大きなクロスにファーから飛び込んだルベン・ガルシアが空振りでまた助かる。

マジョルカは37分にゴール前20mのところでFK、セビージャが直接狙うがGKエレーラに弾かれる。41分にはオサスナは右サイドでルベン・ガルシアが抜け出しシュートもゴール右をわずかにかすめる。前半ロスタイムにもブディミルがPA内でパスを受け、反転シュートもGKレイナが詰めてセーブと連続して決定機。

しかし先制したのはマジョルカ。後半3分にマフェオのドリブルからワンツー、最後はアンヘルがスルッと抜け出しGKの股間を抜けるシュートを決める。オサスナも逆襲を仕掛けるが、相変わらずゴール前に押し込んでもシュートがどうにも決まらない。

20分にはマジョルカはセビージャ、アンヘルに代えてダニ・ロドリゲス、アブドンを投入。25分にはカウンターからダニ・ロドリゲスがシュートもGKエレーラが横っ飛びでセーブ。ここで裏の試合でカディスが先制という知らせがあり、マジョルカは引き分けると降格になる可能性が出て来る。

しかし後半38分、マジョルカはGKからのロングボールにムリキが競り、こぼれ球をダニ・ロドリゲスが拾ってクロス、グルニエのヘッドはエレーラが手で弾いたが、詰めたアブドンが押し込んで残留を決定づける2点目。

その後はプレッシャーから開放されたマジョルカがのびのびプレイ、オサスナは最後までクロスを上げるが中と合わない攻撃を繰り出すのみで、そのままマジョルカが0-2で逃げ切り残留決定。降格の3チーム目はエスパニョールとドローに終わったグラナダとなった。

久保は残念ながら展開的に守備優先で出番なし。でも降格に終わった前回のリベンジが出来たとあって試合後は嬉しそうだったね。今期はシュートの精度を欠き、守備力は増したがインテンシティの継続面で課題が残ったシーズンだった。

これで一旦はレアルに戻る事になるが、ちょっと現状ではトップチームに残るのは厳しいだろう。久保の進むべき道はモドリッチしか無いと思っているので、来期はインサイドハーフとして修行させてくれるチームに移籍して欲しいね。

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