「カンプ・ノウでまさかの3得点、全てがうまく行ったフランクフルトがベスト4進出」UEFAヨーロッパリーグ準々決勝 第2レグ バルセロナ-フランクフルト

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今期はチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグは見ないつもりだったけど、フランクフルトがカンプ・ノウでバルサに勝って、ベスト4に進出したとあっては抵抗しきれませんでした(笑)。というわけで、早速そのバルサとの試合を録画観戦。

フランクフルトホームの第1レグは1-1のドローに終わり、この試合は単純に勝ったほうが準決勝に進める条件での試合。バルサはいつもの4-3-3で、オーバメヤン、フェラン・トーレス、デンベレの3トップ、中盤はガビ、ペドリ、ブスケツという面子。フランクフルトは3-4-2-1でボレ、鎌田、リンストロムの3トップでWBはコスティッチ、クナウフという並び。

試合はアウェイにも関わらず1万5千人入ったサポーターの声援を受けてフランクフルトが攻勢、いきなり前半3分にPA内で浮いたボールをリンストロムが受けようとしたところをエリック・ガルシアが抱え込んで倒し、PKの判定。これをコスティッチがきっちり決めてフランクフルトが先制する。

そこからはバルサがボールを支配。フランクフルトは5-4-1の形で自陣に守備をセット、ブスケツをボレ、インサイドハーフはボランチがそれぞれマーク、デンベレにはコスティッチと鎌田が2人でカバーするなど、バルサのキーマンを封じ込めにかかる。

しかしバルサは個人の能力で度々サイドを突破、18分にFKからこぼれ球をシュートもフランクフルトGKトラップがナイスセーブ。33分にはデンベレのドリブルを鎌田が珍しくスライディングタックルでボールを奪うなど、体を張った守りで失点を許さない。

すると後半37分、フランクフルトが左サイドで囲んでボールを奪うと、コスティッチからのパスを受けたボレが、カットインから右足でゴラッソを決めてワンチャンスで追加点を挙げる。

その直後には、鎌田の絶妙なスルーパスからコスティッチがクロス、最後はヤキッチがシュートもGKキャッチ。44分にもサイドチェンジからクナウフがミドルと、カウンターからフランクフルトが何度もチャンスを作ってハーフタイム。

後半からフレンキー・デ・ヨングを投入したバルサは、早々にデンベレが決定的なクロスを入れるがオーバメヤンが足に当てられず。9分にはフランクフルトがカウンターから鎌田がヒールパス、コスティッチが抜け出すがシュートまで行けず。

10分にはゴール前の混戦からオーバメヤンがシュートもトラップが足に当てる。13分にはフランクフルトがカウンターから鎌田のワンタッチパスにリンストロムが抜け出しシュートもバルサGKテア・シュテーゲンがセーブするなど、後半は互いに決定機を連発する激しい立ち上がり。

ここでさらにバルサは、オーバメヤンに代えてトラオレを右ウイングに入れ、デンベレを左、トップにフェラン・トーレスを移す。が、フランクフルトは後半22分にスローインから浮いたボールを鎌田がワンタッチでコスティッチにパス、これを絶妙なコースに決めてまさかの3点目。

30分には鎌田のサイドチェンジからボレが右サイドでフリーになるも中とうまく合わず、34分にもカウンターから鎌田がカットインしてシュートもゴール右へわずかに外れ4点目ならず。

後半34分に、バルサはFKからゴール前の混戦になって最後はゴール前に詰めていたブスケツが押し込むもオフサイド。カンプ・ノウから帰り道につくバルササポーター。そしてバルサに与えられたロスタイムは何と9分。

そのロスタイム1分に、ようやくバルサはブスケツのミドルで1点を返し、4分にもアラウホの決定的なシュートと猛攻を見せる。9分には長谷部を入れるが、その直後にエンディカがPA内でひじを使って2枚めのイエローで退場、そしてバルサにPK。これをデパイが決めるもバルサの反撃はここまで。

2試合トータルで3-4でフランクフルトがバルサを破ってベスト4に進出。フランクフルトが準決勝で対戦する相手はウェストハムになった。

鎌田については、この試合はほとんど守備に走り回る時間が多く、ボールタッチ数自体は少なかったが、それでもボールを受けた時には正確でタイミングの早いパスで味方へ確実に繋ぎ、チャンスの場面を作り出していた。4-3-3の代表では居場所がないと言われているが、ウイングでもインサイドハーフでもやれるんじゃないかと思う。是非ELで優勝してあの監督に見せつけて欲しいものだ。

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