「怪我から復帰の古橋が、スーパーゴール2発でポステコグルーにカップをプレゼント」スコットランド・プレミアスポーツカップ決勝 ハイバーニアン-セルティック

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日本のルヴァンカップに当たる、スコットランドのプレミアスポーツカップ決勝。セルティックとハイバーニアンのサポーターでぎっしり埋まったグラスゴーの国立競技場、ハムデンパークでキックオフ。

セルティックはジョタやアイエティ、フォレストら主力の攻撃陣に怪我人が続出、ようやくハムストリングの怪我から復帰したばかりの古橋は出場が危ぶまれていたが、本人も直訴しての先発復帰、4-1-4-1の1トップに入った。対するハイバーニアンは4-2-3-1のフォーメーション。

試合は序盤こそハイバーニアンが攻め込んだが、すぐにセルティックがボールを支配。6分には右からのクロスに古橋が飛び込んだが高さが足りず。その後もボールは支配するが、手数をかけてのクロスが多くて跳ね返されるパターンが続く。ようやく31分にロギッチからのスルーパスが古橋に出たがオフサイド。

38分にはFKから古橋にグラウンダーのサインプレイも相手に防がれてしまう。42分には、中盤でフリックで繋いだボールに古橋が飛び出し、相手GKと交錯したが踏ん張りきれず転んでしまう。ロスタイムにはクロスに競り合った古橋が押されたように見えたがノーファール。

後半開始直後、カウンターから古橋がトラップミス、相手が倒れてまた奪い返し、そこから古橋がようやく初シュート。しかし先制点はハイバーニアン。後半6分にCKから飛び込んで来たハンロンがヘッド、セルティックはゴールラインでクリアしたがボールの勢いが勝ってゴールイン。

ところがその直後、セルティックは左サイドからボイルがロングパス、オフサイドラインぎりぎりで抜け出した古橋が左足のトラップでボールをすっと前に出し、そのままニアに流し込む芸術的なゴールで同点に追いつく。

その後はセルティックの攻撃に勢いが出て何度もチャンスを作るが、ハイバーニアンもロングボールからセカンドボールを狙うキック&ラッシュで対抗、互いに試合の展開が早くなる。

ハイバーニアンが決定機を作った後半25分頃から、ハイバーニアンの勢いがセルティックを上回り始めたと思われた27分、センターライン付近からの早いリスタートに古橋がラインギリギリで反応、トラップからシュートと思いきや、ワンバウンドしたボールをノールックでループシュート、相手GKは見逃すだけしか出来ずゴールイン。セルティックが勝ち越しに成功する。

そこからは逆襲するハイバーニアンに対してセルティックが受け身に回り、古橋が孤立したところで交代。ハイバーニアンは後半44分にポストに当たるヘディング、ロスタイムのシュートなど、ビッグチャンスはあったが最後まで得点は決められず、そのまま2-1で試合終了。セルティックが20回目となるリーグカップ優勝、ポステコグルー監督就任後の初タイトルを飾った。

古橋は怪我明けとあって、プレイのキレ自体は好調時からは物足りなかったが、それでもスーパーゴール2発で勝利の立役者となった。それにしても、彼のゴール前での冷静さ、判断力は日本人離れしていて、今期は日英合わせて46試合で31ゴール。これが何故代表ではずっとベンチで能力を発揮させてもらえないのか本当に謎である。とにかくまずは1冠おめでとう!

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