「冨安自身は悪くなかったが、個人能力勝負ならマンUが一枚上手」イングランド・プレミアリーグ第14節 マンチェスター・ユナイテッド-アーセナル

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スールシャール監督が解任後、暫定監督となっていたキャリックが率いた最後の試合。マンUはクリスティアーノ・ロナウドが1トップの4-2-3-1で、アーセナルはオーバメヤンが1トップ、トップ下にウーデゴールが入った4-4-1-1。

試合は前半13分に、マンUのGKデヘアが味方に足を踏まれて倒れているところに蹴り込んだスミス・ロウのゴールが認められてアウェイのアーセナルが先制したものの、その後は圧倒的に攻め込まれ、それでも何とか耐えていたが、44分に左サイドからサンチョにパスを通され、最後はブルーノ・フェルナンデスに押し込まれて同点。

この場面、サンチョをマークしていたのは冨安だったが、その前にマグワイアが攻撃参加をしていたために、2対1を作られて冨安がサンチョに寄せるタイミングが遅れたために、股抜きパスを通されてしまった。マグワイアの隠れたアシストだったと言える。

前半ロスタイムにはアーセナルFKのシーンで、冨安の腕をマグワイアが完全に掴んで倒したのだが何故かお咎めなし。そして後半もいきなりどちらにも決定機がある激しいスタート。

後半7分、アーセナルはタバレスのミスから裏を使われ、トーマスは付いていたがマークが甘く、クロスをクリロナに押し込まれ逆転。しかしアーセナルも直後にマルティネッリの折返しをウーデゴールがシュート、これが上手くコースに飛んでゴールイン。

アーセナルは、ようやく上手くオーバメヤンが抜け出してシュートのチャンスはあったが、24分にPA内でフレッジ相手にウーデゴールが後ろからスライディングタックルをかまし、VARでPKと判定。これをクリロナがど真ん中に蹴り込んで再びリード。

残り10分でアーセナルはラカゼットを投入して4-4-2にするも、あまり効果的な攻めは出来ず。逆に後半43分、アーセナルCKからマンUのカウンターで3対2になるが、冨安が全速で戻ってブルーノ・フェルナンデスのシュートに体を当てて決定機を防ぐ。そしてそのままスコアは動かず3-2でマンUが勝利した。

アーセナルは相変わらずオーバメヤンが前線で基点になれず、エルネニーは動き過ぎでバイタルを空けがち、トーマスは攻守に中途半端と、マンUに比べると個人能力での弱さがハッキリ出たと言える。

冨安は個人のプレイとしては良かったけど、守備で2対1に晒された時のカバーリングや、攻撃参加して前で詰まった時の打開策など、味方との連携がまだまだ足りないなという印象だったね。

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