前節のノースロンドンダービーで快勝、リーグ4連勝と調子を取り戻しているアーセナルは、アウェイで首位のリバプールに勝ち点1差と絶好調のブライトンと対戦。
ブライトンは3-5-2のフォーメーションで、アーセナルはジャカが怪我でロコンガが入った以外は同じ顔ぶれの4-2-3-1。
試合はアーセナルがボールを保持する流れで始まるが、ブライトンは守備時は5バックでサイドを埋めており、雨と風が強いのもあってか前節ほど攻撃にスピードが無い。対するブライトンは、徹底してDFラインの裏へボールを送って3トップを走らせるサッカー。
前半15分ごろからブライトンも中盤で攻撃を作れるようになり、冨安も守備に回る時間が増える。ブライトンはFWのトロサールが自由に動いてボールに絡み、左WBのククレジャが高い位置でサイドに張り、中盤センターの3人が流動的に攻撃参加をするので、冨安が難しい対応を強いられる。
21分にFKからラムスデールがキャッチし損ねたボールに当たられ、至近距離からシュートも上に外れる決定機を作られる。23分は冨安のキックからサカが抜け出すが、風でコントロールを失ってしまう。
その後はブライトンが攻撃で圧倒、30分には横パスをもらった冨安がククレジャを交わしにかかったところを突っつかれ、ボールを奪われてシュート寸前まで持ち込まれる。37分にはククレジャとヨーイドンで競り合い、倒されて抜かれるシーンも。
風が弱まった前半終わりごろからアーセナルもペースを取り戻し、ブライトンのサイドでの攻撃参加に対しても、トーマスとサカとの役割分担が出来ていて、冨安もあまりバタバタしなくなる。
しばらくブライトンペースながら膠着状態になっていたが、後半30分に冨安の縦パスからスミス・ロウが抜け出し、GKと1対1になったがシュートは足で弾かれゴールならず、この試合最大の決定機をものに出来ない。しかしそれ以外はブライトンの足が衰えず、アーセナルが狙うカウンターに最後までしっかりマークに付いて行く。
終盤はホームのブライトンが、セットプレイでの高さを活かして猛攻を仕掛けるが、アーセナルGKラムスデールが奮闘してゴールを許さない。後半ロスタイムにブライトンのFKの場面でゴール前で倒されたように見えたシーンがあったが、VARでノーファールでお咎めなし。そしてそのままスコアレスドローで試合終了。
4-2-3-1のチームが5バックでサイドを封じられ、逆に守備の時は外に余るWBに対し、SHとSB、ボランチの誰が行くのか曖昧になって苦戦するのは、どこぞの代表でも散々見せられた光景だが、後半は戦術的にも冨安個人的にも修正できたのではないだろうか。ただダービーでは良かったけど、オーバメヤンがずっと低調なのは気になるところ。ラ・カゼットの起用なども考慮したほうが良いように思う。