「冨安は合流2日後にいきなりスタメン、空中戦完璧でサポーターの心を鷲掴み」イングランド・プレミアリーグ第4節 アーセナル-ノリッジ・シティ

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どちらも開幕から3連敗同士という、早くも裏天王山になってしまったアーセナル対ノリッジの対戦。アーセナルは1トップにオーバメヤン、トップ下にウーデゴールを並べた4-2-3-1のフォーメーションで、前日にワークパーミットが下りた冨安がいきなり右SBで先発出場、

アーセナルはあまりビルドアップの形は見えないが、冨安は3バックではあるが、SBのように高い位置を取って攻撃に絡み、前半7分にはサイド突破からクロスを上げるなど積極的な姿勢を見せる。右SHのぺぺとのコンビネーションも良さそう。

しかしアーセナルのチーム完成度はお世辞にも高くなく、相手がGKとDFでボールを回しても前線が足を止めて追いかける事が無く、攻撃は一発のパスを狙い過ぎて周りがちっとも連動していない。そして徐々にノリッジにペースを握られる始末。

前半45分にティアニーのクロスからオーバメヤンが競ったボールに、飛び込んできた冨安がシュートもわずかにバーの上。そして前半はスコアレスで終了する。

後半はまたアーセナルが攻勢に出るも、やっぱりところどころでミスが出て押し切れる流れには持ち込めない。そして後半16分には代表戦の疲労を考慮してか冨安は交代する。

アーセナルは後半21分に、トーマスが縦パスを受けてマークを振り切り、そこからのシュートはポストに当たるなどゴチャゴチャになったが最後はオーバメヤンが押し込み、ようやくアーセナルが今シーズン初ゴール。

これでアーセナルもようやく落ち着き、その後は若いエミール・スミス・ロウを中心に試合をしっかりコントロール、そのまま1-0で逃げ切り今シーズンの初勝利を飾った。

冨安はほとんどチーム練習無しでのデビューで、戦術的にはぎこちない動きだったが、空中戦ではほぼ完勝、攻撃でも度々良いシーンを見せて上々のデビューだったように思う。このままスタメン定着は確実で、チームに馴染んだ今後が楽しみだ。

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