「エースのオーバメヤンが2点をドブに捨てるブレーキも4連勝」イングランド・プレミアリーグ第11節 アーセナル-ワトフォード

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W杯予選ウィーク前最後の試合、リーグ戦7試合負け無しと好調のアーセナルはラニエリ監督が率いるワトフォードとホームで対戦。冨安はこの試合も4-2-3-1の右SBでスタメン出場。対するワトフォードは4-1-4-1のフォーメーション。

前半7分に、アーセナルは高い位置でボールを奪ってフリーのオーバメヤンがトラップをミス、それをサカが押し込んだように見えたがGKが前に出ていて選手1人だけ残っていたのでオフサイドの判定。

アーセナルはタバレスがウイングのように左サイドの高い位置に張り、メイトランド=ナイルズが後ろをカバー、冨安が3バックの右のようになる変則的なポジションでポゼッションしている。

ガッチリと中を締めるワトフォードに対してアーセナルは攻めあぐねるが、前半19分に冨安から浮き球のパスがサカに通り、鋭いクロスも逆サイドに流れてしまう。前半22分にはワトフォード左SHのデニスが冨安に対して2度の1対1を仕掛けるが、どちらも冨安を抜くことが出来ない。しかし30分にはサールに抜かれそうになって腕をかけてイエローカード。

前半30分、上に上がったボールの落下点に入ったラカゼットに対し、ローズが後ろから体を浴びせて倒したプレイにPKの判定。しかしオーバメヤンのキックはコースが甘く、ワトフォードGKフォスターにセーブされて得点ならず。39分には冨安のアーリークロスをタバレスがヘッドもバーの上。44分にはCKからガブリエルの決定的なヘッドもまたフォスターに防がれる。

後半はアーセナルが高い位置からプレスを掛けて攻め立て、、9分には冨安がミドルも相手に当たる。すると11分、相手のクリアをベン・ホワイトがカット、ドリブルは止められたがこぼれ球をスミス・ロウが股抜きシュートを決めてようやくアーセナルが先制する。

そこからはワトフォードも反撃に出るが、22分には冨安が自陣からドリブルで持ち上がってからのクロスも中のオーバメヤンに合わず。上がりはいいけどちょっと精度が残念。23分にはデニスのカットインに冨安が付いて行ってボールをカット。

後半28分にはウーデゴールがPA内のドリブルからシュート、そのまま放っておいてもゴールが決まっていたコースだったが、オーバメヤンが中で触ってしまいオフサイド。

終盤はアーセナルが試合をコントロールして終わるかと思われたのだが、後半41分にPA右に飛び出したラムスデールとベン・ホワイトがお見合いしてしまい、キングが角度のないところからフリーで無人のゴールへシュートもサイドネット、アーセナルは命拾い。さらに44分にクツカが2枚目のイエローで退場、これでようやく勝負あり。

アーセナルはこれで公式戦8戦負け無しの4連勝だが、エースのオーバメヤンが2点をフイにする大ブレーキ。CL圏を狙うには今の攻撃力は心もとない。冨安は堅実な守備で勝利に貢献、ハイボールは完勝、ドリブルも止めまくった。チーム的にももうちょっと攻撃で見せ場が作れればいいのだが、それは今後の課題だろう。

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