「前年とは正反対の、余裕の走りでポガチャルが総合優勝を確定」ツール・ド・フランス2021 第20ステージ

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第20ステージは、ボルドー近郊のリブルヌからワインの銘醸地であるサン=テミリオンまで、ぶどう畑やシャトーの間を走り抜ける個人タイムトライアル。見学のお客さんもワインを楽しんでいそうで羨ましい(笑)。

レースは、中盤スタートのデンマークのアスグリーンがトップタイムを叩き出し、タイムトライアルヨーロッパチャンピオンのキュングが途中タイムで上回るものの6秒足らず暫定2位でゴール。

そして今大会大活躍のファンアールトが、第2計測ポイントでキュングのトップタイムを24秒上回り、ラストもアスグリーンに21秒の差をつけて首位に躍り出る。

総合3位のカラパスは、あまりタイムトライアルが得意ではなく2分8秒差の21に終わったものの、2位のヴィンゲゴーはトップから32秒の差でステージ3位の好結果、総合2位の座をしっかり守った。

そして最後に走ったマイヨ・ジョーヌのポガチャルは、前年にログリッチを逆転した時とは全く異なり、あまりリスクをかけない走りで結局57秒差の8位でゴール。ヴィンゲゴーに25秒のタイム差を詰められたが、それでも総合では5分20秒の大差を守り、これで優勝が確定した。

今日の最終日は、言うまでもないパリ・シャンゼリゼがゴールの平坦ステージ。カヴェンディッシュのツール・ド・フランスステージ最多勝を更新するかどうかに注目するのみである。

 

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