初戦はスペインがスウェーデンにドロー、ポーランドはスロヴァキアに敗戦と、どちらも決勝トーナメントに向けて負けられない試合。スペインのフォーメーションは4-3-3で、前節からフェラン・トーレスに代わって右ウイングにジェラール・モレノが入った形。対するポーランドは3-4-2-1、1トップにはレヴァンドフスキが鎮座する。
試合は予想通り、スペインが圧倒的にボールを支配するもゴール前に守備を固めるポーランドをなかなか崩せず。と思いきや、前半26分にモレノのクロスにモラタが合わせ、一度はオフサイドと判定されたがVARでゴールが認められる。
これでポーランドはラインを上げざるを得なくなり、34分にスペインはPAすぐ外の真正面でFKのチャンスを得るが、モレノのキックはわずかに左へ外れる。その直後にはポーランドがカウンター、レヴァンドフスキのクロスにシヴィデルスキが合わせるも枠外。
前半43分にも、ポーランドはジョルディ・アルバのパスをカットしてシヴィデルスキのシュートがポスト、跳ね返りをレヴァンドフスキが狙うもクリアされる決定機。スペインも45分にはジョルディ・アルバからのクロスにモレノが合わせるもゴール左のサイドネット。
後半5分にスコアが再び動く。ポーランドが右サイドでボールを繋ぎ、クロスにファーでラポルトに競り勝ったレヴァンドフスキがヘディングを決めて同点。スペインもその直後にモレノの足が踏まれてVARでPKの判定、しかしこれをモレノがポストに当ててしまい、こぼれ球にモラタが詰めるが決められず、スペインは絶好の勝ち越しチャンスを逃してしまう。
スペインはフェラン・トーレス、ファビアン・ルイス、サラビアと次々に選手を投入。28分にはクロスにフェラン・トーレスがフリーでヘッドもゴール右。その後もスペインが猛攻を見せ、後半38分にはクロスにサラビアが落としてモラタがシュートもシュチェスニーが体で防ぐ。
結局、スコアはそのまま動かず1-1のドローで試合終了。スペインはこれで勝ち点2のグループ3位、スロヴァキアに勝てばグループリーグ突破は可能だが、首位通過は他力本願の立場になってしまった。ポーランドも最終戦で首位スウェーデンに勝てば可能性はあるので、このグループは熱い最終節になるね。