「三好がゴール、伊東もアシスト、しかし戦術は電柱の時代へ」ベルギー・プロリーグ第15節 ゲンク-ロイヤル・アントワープ

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現在6連勝中で首位に立っているゲンクは、ホームで4位のアントワープと対戦。ゲンクは3-4-2-1のフォーメーションで伊東は右ウイングで、ヨーロッパリーグから中2日のアントワープも同じ3-4-2-1で三好は右WBで先発した。

試合前に、4年前までゲンクに所属していたアネレ・エンゴンカが、11月23日に母国での交通事故で亡くなったため、ゲンクの選手は背番号16のユニフォームを着て黙祷を捧げた。

前半3分にいきなり試合は動く、右サイドから中へ切れ込んだ三好にボールが渡り、冷静に左足でニアへ決めたように見えたが判定はオフサイド、しかしVARでゴールが認められてアントワープが先制する。

序盤はアントワープに圧倒されていたゲンクも10分を過ぎると盛り返し、16分には相手GKのパスミスを拾った伊東がカットインからシュートもゴール上に外れる。このあたりから、伊東はボンゴンダとポジションを代わって左ウイングでプレイするようになる。

しかし19分に右サイドへの展開からヌニョスがグラウンダーのクロス、ファーで待ち構えていたオヌアチュが決めてゲンクが同点。さらに23分、FKからの折返しをオヌアチュがイージーに合わせてゲンクが逆転する。

前半43分には右WBのマーレからのクロスをニアで伊東がヘディングで合わせたがこれもゴールを外れ、後半5分にはカウンターから伊東が抜け出し、シュートまで持ち込んだが上手くヒットせずにゴールならず。

そこからしばらくはアントワープがペースを握り、9分には三好のクロスからムボカニがヘッドもバーの上。しかし後半14分に、アントワープGKビュテズが痛恨のパスミス、拾ったボンゴンダがあっさり蹴り込みゲンクが3点目。

三好が左WBに移ったアントワープはそこからボールを支配するが、逆にゲンクはカウンターのチャンスが増え、後半26分には伊東からのロングスルーパスを受けたボンゴンダがゴールもVARでオフサイド。32分にも左からワンツーで右へ抜けた伊東がシュートもビュテズに阻まれる。

それでもアントワープは、後半38分に左サイドから途中出場のCBルカク別人がクロス、これをムボカニが頭1つ抜け出すヘディングで1点差に迫る。が、後半43分にアントワープのCKからゲンクがカウンター、伊東のキープからのラストパスにデセルスが飛び出し、三好も戻ったが追いつけずGKビュテズを交わしてゴール、そのまま4-2で試合終了。

これでゲンクは7連勝で首位をキープ。3バックのチームが増えた事でマンマーク傾向が強くなり、オヌアチュのような屈強な電柱FWが求められる時代になって来たとも言える。アントワープにもムボカニがいるが、得点ランクトップのオヌアチュのほうが役者が上だった。

後半ロスタイムに交代した伊東は、ゲンクが3点目を取って引いてからはカウンターの基点として活躍、自身のシュートは決まらなかったが4点目のアシストを記録するなど攻守で貢献、欠かせない存在である事を見せつけた。

三好はゴールは決めたものの、リードを許してからはゲンクが5バック気味にした事もあってスペースが生まれず。低い位置でつなぎ役として働いていたが、それ以外は守備に回る事が多かったね。フル出場お疲れ様。

 

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