「ブラジル代表のフッキとインテルの長友がまだ21歳だった頃」2008年J1第6節 東京ヴェルディ-FC東京

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2006年シーズンにJ2へと降格したものの、フッキとディエゴの活躍で2007年にJ1へ復帰、第6節で3年ぶりに復活した東京ダービーをDAZNのRe-Liveで観戦。

柱谷監督が率いるヴェルディはその年にレアンドロを獲得、川崎フロンターレから再獲得したフッキに、ディエゴ、レアンドロの強力3トップにアンカーが福西、DFに服部と那須が入った4-3-3。城福監督がムービングフットボールを掲げるFC東京は、カボレの1トップに、羽生、梶山、今野、SBに当時大卒ルーキーだった長友と徳永が並ぶ4-2-3-1。

試合は、いきなりフッキと長友がガツガツ競り合うプレイで始まり、その後もFC東京はヴェルディの外人3トップにしっかりマークを当てて自由にさせない。ただしその分FC東京は羽生も含めた中盤の3人が守備のカバーに引っ張られ、ポゼッションはヴェルディが優位。

それでも前半の終わり頃にはFC東京が攻めるシーンもあったのだが、前半43分にPA左でフッキを藤山が倒してFK、横にちょんと流したボールをフッキが強烈なキックでゴールに叩き込んでヴェルディが先制、前半を終了する。

後半になると、FC東京の出足が良くなって前半とは逆にペースを握る展開になる。しかし14分には左でフリーになったフッキのシュートがポストに当たり、16分にはフッキのオーバーヘッド気味のパスに抜け出しがディエゴがシュートもGK土肥の正面。

しかしFC東京は大竹を投入した直後の18分、その大竹のドリブルからカボレがクロス、赤嶺が落としたボールを羽生がアウトにかかったボレーで決めてFC東京が同点に追いつく。

終盤、ピッチにスペースが空いてオープンな展開になり、互いにゴール前でのプレイが増えるようになる。FC東京は後半43分にCKから佐原がフリーでヘッドも枠外、しかし後半45分、梶山のクロスを今野が落とし、ゴール前に上がっていた長友が押し込んだように見えたが、競った柴崎が先に触ったオウンゴールでFC東京が逆転。

ロスタイムにフッキが2枚目のイエローカードで退場、試合はそのまま1-2で終了、アウェイのFC東京が逆転で勝利を飾った。

この年、結局フッキは夏にFCポルトへの移籍が決まってチームを離れ、攻撃の核を失ったヴェルディは1年で再びJ2へ降格。それから今までリーグでの東京ダービーは開催されていない。

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