「チームが負けてなお市場価値を高める伊東純也」ベルギー・プロリーグ第28節 ゲンク-クラブ・ブルージュ

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ゲンクはプレーオフ1圏ギリギリの順位、ブルージュは盤石の首位と立場が大きく違う今期だが、昨シーズンの1位と2位同士の対戦。ゲンクは4-3-3で伊東純也はいつものように右ウイングでスタート。対するクラブ・ブルージュは3-1-4-2のフォーメーション。

いきなり試合開始2分で、クラブ・ブルージュに右サイドを破られ、クロスを18歳の新鋭デ・ケテラーレに決められて失点する。が、9分に相手のバックパスを伊東が拾って、相手ゴールにきっちり流し込みゲンクが同点に追いつく。

その後は一進一退の工房が続き、前半ロスタイムにゴール前やや左の地点でFKをゲット、伊東純也が直接狙ったが、ブルージュGKミニョレが腕1本でセーブして得点ならず、そのまま同点で前半を終了する。

後半も立ち上がりはブルージュのペースで、サイドで数的優位を作って攻撃を組み立て、中でしっかりシュートチャンスを作る形で、早速ゴールポストに当たるシュートを放つと、15分にもまたシュートがポストに当たる決定機を作り出す。

伊東純也は足を攣りながらも、カウンターの場面で何度も基点になる積極性を見せるが、後半44分に右サイドに展開され、クロスをリッツにヘディングで合わされゲンクがリードを奪われる。

そして試合はそのまま1-2で終了、これでクラブ・ブルージュはレギュラーシーズンの1位を確定、逆にゲンクはプレーオフ1圏内から脱落する7位へと後退した。

チームは負けてしまったが、伊東純也はボールを持てば必ずと言っていいほど積極的に仕掛けて何度も見せ場を作り、ゲンクの中では存在感が際立っていた。もうベルギーリーグに留まる選手ではないと思うが、年齢的にはおそらく次が最後のステップアップだけに、良いチームからオファーが来る事を期待したい。

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