「新年になっても久保の孤立は変わらず、2020年も試練は継続確実な模様」リーガ・エスパニョーラ第19節 グラナダ-マジョルカ 

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リーグ戦5試合未勝利で、降格圏ギリギリの17位に張り付いているマジョルカは、11位のグラナダとアウェイで対戦。マジョルカのフォーメーションは3-4-2-1という形で、久いつもの1トップであるブディミルが出場停止で、クチョの1トップにシャドーがダニ・ロドリゲスと久保、WBがラゴ・ジュニオールとフラン・ガメスという並び。

試合はホームのグラナダペースながら、マジョルカも何度かカウンターのチャンスがある流れ。しかしグラナダも久保にボールが入ると3人ぐらいを付けて警戒、そこでボールを奪って逆にカウンターという狙いが見える。

そして前半24分、右サイドで起点を作ってソルダードがDFラインにかからず右サイドで上手く抜け出し、折返しを決められグラナダが先制する。その直後に久保がバイタルでボールを受け、スルーパスを通すがクチョのシュートはブロックされる。

その後もグラナダはロングボール主体の攻めをするのだが、マジョルカは中盤のフォローでグラナダの後手を取り、セカンドボールを拾うことが出来ず苦しい展開。それでも37分には久保のフェイントから折り返すも、惜しくも相手にカットされる。

後半開始早々4分には久保の突破が体で止められFK、こぼれ球をラゴ・ジュニオールがシュートもわずかにポストの横。久保はインサイドに位置する事が多いのだが、警戒されてパスコースを塞がれボールがなかなか渡らない。

後半17分にフェバス、アグベニューを入れて4-2-3-1に戻したマジョルカ。相変わらずボールを持つ時間が長くて展開がいちいち遅いが、サイドに場所を移した久保にボールが入る回数は増えてその分惜しい形を作るようになる。

しかしグラナダの守備に対する集中力は凄まじく、ほとんどマジョルカはフリーな状態でプレイさせてもらえず、後半ロスタイムにはセットプレイからPA内で久保がボールを拾ってシュートという場面はあったがコースは無く外れてしまう。そして0-1で試合終了。

まあマジョルカはとにかくボールを持ってから各選手の持つ時間が長く、ボールホルダーに対するフォローの動きも少なく、ダイレクトパスがほとんど無いので、グラナダのマンマークを剥がすようなパスワークが出来なかった。久保にフリーでボールが入りさえすればチャンスは作れたが、相変わらずその回数が少なすぎる。まだまだ久保の受難は続きそうである。

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