鎌田が2ゴールを挙げてアーセナルを破り、エメリ監督が解任される直接の引き金となった事で、エメリを嫌っていたアーセナルファンから「Thank you Kamada」とTwitterで感謝されまくった試合(笑)。
Arsenal legend. pic.twitter.com/byGJDkNhg5
— EPL Bible (@EPLBible) November 29, 2019
Daichi Kamada vs Arsenal
2 goals
24 passes
79% pass accuracy
2 shots
1 key pass
2 dribbles won
2 tackles won
1 interception“The man who sacked Unai Emery.” pic.twitter.com/ilEMSHlSAP
— FootballTalentScout – Jacek Kulig (@FTalentScout) November 28, 2019
フランクフルトは3-1-4-2で、鎌田は左のインサイドハーフで出場、2トップはパシエンシアとアンドレ・シルヴァが並び、長谷部はいつものようにリベロで先発。対するアーセナルは公式戦6試合勝ちが無く、前節の試合から6人の選手を代えて来た。
が、結果とは裏腹に試合が始まってみると完全にアーセナルのペース。フランクフルトは相手のプレスにビルドアップがままならず、前線もキープが出来ずに中盤でフィルターがかけられず、オーバメヤンやサカとヨーイドンでは長谷部もスピードで千切られ、何度も決定機を作られる。
それでもGKレノウの奮闘で何とか無失点に抑えていたが、前半ロスタイムにファーへのクロスからオーバメヤンに合わされ失点。後半もいきなりウィロックに決定機を作られる不安な立ち上がりになったが、ここからようやくフランクフルトの攻撃が噛み合い始める。
後半から2列目に入ったガチノヴィッチと鎌田がバイタルにポジションを取る事で、攻撃の基点とプレスバックの両面で効果を発揮、10分にはダ・コスタのパスを受けた鎌田がカットインから左足でファーに狙いすましたシュートを決めて同点。
ここでアーセナルはエジルを投入するが、逆にフランクフルトは後半18分、CKからアーセナルのヘディングクリアを拾った鎌田が、ワントラップから右足を振り抜きドッピエッタを決める。アーセナルサポーターが「Emery Out」と書いた紙を掲げている姿がカメラに抜かれる。
その後はフランクフルトがはっきりとゾーンを下げて5バック気味に守り、スペースを失ったアーセナルの攻撃がとたんに手詰まりになって行く。長谷部も中盤の助けがあって前を向いて対処出来れば安定感は抜群。覇気の無いアーセナルは反撃の気配も見せずそのまま試合終了、当然のようにエミレーツ・スタジアムはブーイングの嵐に。
これでフランクフルトは勝ち点9で2位に浮上、最終節はギマランイス相手のホーム戦なので、勝ちさえすればグループリーグ突破という有利な条件になった。アーセナルはスタンダールに4点差を付けられなければ良いので、たとえ監督がいなくてもまあ大丈夫か(笑)。
フランクフルト全体でシュート9本に枠内4本、それで2ゴールだからやっぱり鎌田の決定力がずば抜けていた。ただ、2シャドーになってから良くなったけど、代表での起用法を考えると前半のようなインサイドハーフでも活躍出来ないと、森保監督では鎌田の能力を活かせそうにないからね・・・