「神が舞い降りたメッシに四散させられたリバプール、第2戦は”人間メッシ”に賭けるしか無い」UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 第1レグ バルセロナ-リバプール

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ホームのバルサは4-3-3、中盤がヴィダル、ブスケツ、ラキティッチ、3トップがコウチーニョ、スアレス、メッシというメンバー。対するリバプールは中盤がケイタ、ファビーニョ、ミルナー、フィルミーノが欠場した3トップがマネ、ワイナルドゥム、サラーという並びの4-3-3でスタート。

序盤はアウェイのリバプールが、4バックを高い位置に敷いてボールを奪い、マネとサラーのウイングにすぐボールを預けてサイドを攻略、そこからクロスやコンビネーションを狙うがフィルミーノ欠場の影響からか、いまいち攻撃にスムーズさを欠く状態。

バルサは10分を過ぎるとリバプールの攻撃に慣れ、アンカーのブスケツを中心に攻撃を展開、パスを繋ぐうちにメッシがバイタルのスペースに位置を取ってボールを受けると、そこからドリブルで仕掛けて決定機を作り出す。

それでもリバプールは18分にPAのすぐ左からFKのチャンスを得るがシュートまで行けず。しかも前半21分にはケイタが怪我で退き、ヘンダーソンが入るがリバプールの攻勢が続く。

しかし先制したのはバルサで、前半25分にコウチーニョへのサイドチェンジからジョルディ・アルバに落とし、DFラインを抜け出したスアレスがクロスに合わせてゴール。非常に精度の高いコンビネーションで生まれた得点だった。

リバプールもその後は攻勢を強め、35分にはヘンダーソンからマネへロングスルーパス、しかし得点には至らず。さらに後半開始早々にもリバプールは猛攻を仕掛け、後半8分にはサラーがシュートもバルサGKテア・シュテーゲンがしっかりキャッチ。さらにファン・ダイクからのロングボールを折り返してからミルナーがシュート。

しかしバルサも19分にメッシが素早い展開からシュートを放つなど、リバプールの攻勢の合間に抜け目なく攻撃を仕掛けると、後半30分にバイタルでボールを受けたメッシからのパスにスアレスがシュート、これはクロスバーに当たったがこぼれ球をメッシが押し込み2点目。

さらに後半36分、バルサはメッシがファビーニョに倒されゴールまで30mぐらいあるFKを獲得、これをメッシが振りの小さなキックで直接叩き込み試合を決定づける3点目、これにはクロップ監督も笑顔で脱帽するしかなかった。

リバプールはこの直後にフィルミーノ、サラとシュートのチャンスはあったが、それぞれラキティッチのセーブ、ゴールポストに阻まれて得点ならず、試合は結局3-0で試合終了、バルサが大きなアドバンテージを持ってアンフィールドでの第2戦に臨むことになった。

試合内容で見れば点差ほどの違いは無かったが、リバプールが前半と後半の序盤に多く作り出したチャンスで得点出来なかったのに対し、バルサにはメッシに神が降臨していた事が決定的な違いになった。リバプールはアンフィールドで4点を取る能力はあるが、絶好調のメッシがいてゼロに抑えることは難しい。メッシの不調で”普通の人間”になる可能性に賭けるしか無いだろう。

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