前節は乾の2試合連続ゴールもエイバルに引き分けてしまったアラベスは、現在最下位のウエスカとアウェイで対戦。乾は4-4-2の右サイドハーフで先発、対するウエスカは3-1-4-2のフォーメーション。
前半10分に、アラベスのFKをウエスカのマントヴァーニが手に当てたとVARで判定されPK、これをカレリがGKの動きを冷静に見て真ん中にキックを決め、アラベスが先制する。
しかしその直後の前半14分、ウエスカは右サイドからのクロスにヘディングで競り合った後、アラベスのナバーローが手に当ててしまい審判は迷わずPKの判定、これをアビラが決めてウエスカが同点に追いつく。
これで勢いが出たウエスカは、後半になっても中盤での数的不利をものともせず、速いプレッシングと激しい当たりでアラベスを押し込む展開。
ようやく後半8分に、そこまでは守備に追われるプレイが多かった乾が久々に前を向いてドリブルを仕掛け、そこから右へ展開するもクロスが中と合わず。
その後もウエスカはロングボールを前線に当ててセカンドボールを拾う攻撃を続け、後半10分にはウエスカのFKから途中出場のエルナンデスが合わせる決定機。
アラベスはウエスカの猛攻を何とか凌ぐと、後半20分にジョニーのドリブルからボルハ・バストンがヘディングで合わせるもわずかにバーの上。さらに後半34分、ジョニーのスローインからマリパンが競り合いファーに流れたボールをグイデッティが押し込みアラベスが逆転に成功する。
さらにアラベスは後半40分、交代で入ったワカソからクロスがPA内のカレリに渡り、ワントラップからシュートを放つと、ボールはGKサンタマリアの手に当たってゴールイン、アラベスがダメ押しの3点目を決め、その後はウエスカのパワープレイを抑え込んで試合終了。
4位のヘタフェがバレンシアと引き分けたため、アラベスの順位は5位のままだが勝ち点2差に詰めた。フル出場の乾については、今節は縁の下の力持ちという感じで、しっかり守備をしながら攻撃ではつなぎ役に徹していた印象。次節は強敵アトレティコとの試合だけど、何とか勝ち点をもぎ取って欲しいね。