「自分の鼻筋よりも試合を整えることを優先、シャットアウトに貢献した長谷部」UEFAヨーロッパリーグ ベスト16第1レグ フランクフルト-インテル

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ヨーロッパリーグの決勝トーナメント1回戦でシャフタール・ドネツクを下したフランクフルトは、ベスト16ではセリエAの強豪インテルと対戦。

ホームのフランクフルトは、前の試合はアンカーだった長谷部がリベロに復帰、2トップがハラーとヨビッチ、ガチノヴィッチはインサイドハーフに入った3-1-4-2で、レビッチは怪我で欠場。インテルは4-2-3-1のフォーメーション。

試合は意外にもアウェイのインテルがペースを握る。インテルはウイングのペリシッチとポリターノが1トップのマルティネスと同じ高さでサイドに張っていて、フランクフルトの3バックの横にあるスペースで基点になり、数的優位を作ってクロスという流れを作る。

フランクフルトは対応が後手に回って苦しい展開になったが、ここで踏ん張ったのはいつもの長谷部。サイドを破られてもラインを下げずに持ちこたえ、CBの両サイドが開いてマークをはっきりさせたことで安定、15分ごろからフランクフルトのプレスがハマりだし、不安定なインテルのビルドアップを奪ってから何度かシュートを浴びせるチャンス。

ところが前半21分、PA内でフェルナンデスが後ろからマルティネスを抱えるように当たって倒されたのをPKと判定されてしまう。この場面、当たり方自体は軽く、明らかにダイブ気味で長谷部も執拗に抗議したが覆らず。しかしブロゾビッチのキックはフランクフルトGKトラップが左手1本で止めるスーパーセーブ。直後のCKからシュクリニアルのヒールシュートもトラップが止める。

その後は一進一退の展開が続き、フランクフルトもいくつかライン際からのクロスなど良い形はあったのだが、インテルはセリエらしく最後のところできっちり防ぎ、前半をスコアレスで折り返す。

後半は、逆にフランクフルトがインテル4バックの外からWBが攻める形でサイドを支配、後半5分にフランクフルトのCKでエンディカの折返しからハラーが押し込んだように見えたがオフサイド。8分にはPA内でハラーが体を当てられて倒れたがノーファール。

前半のマルティネスがPKと判定されるなら、ハラーのシーンもPKになってしかるべきだったのは確かで、長谷部が審判への抗議でイエローカードを食らい、ボトルを蹴ったヒュッター監督が退席処分となる。

後半15分にはPAの端ギリギリでのFKをダ・コスタがヘディングも威力無くキャッチ。24分にはヒンターエッガーがスルスルとゴール前に上がってブラインドからヘディングも外に外れるなど、決定機をものに出来ない。

インテルは後半35分にバレロを下げてセドリックを入れ、3バックに変更して守り切る形。それでもフランクフルトはヨビッチ、ガチノヴィッチとシュートを放つがこれもハンダノビッチに阻まれ、3分のロスタイムもスコアは動かず試合終了。0-0のままでミラノでの第2戦に臨む事になった。

シャフタール・ドネツクとの試合でも感じた事だが、フランクフルト自慢の攻撃陣は基本的にスペースがあって初めて輝くタイプで、DFにガッチリマークを受けて中を固められた状態ではほとんど良さが出ない。

この試合の後半は、サイドチェンジから基点を作って攻撃の形にしていたが、ヘディングが強いわけではないので、長谷部を中心とした縦パスが前線の中央に入らないと、なかなか最後まで崩しきれない。

従って、第2戦のインテルホームではどんな形でも良いから先制点を奪い、相手を前に出させる展開に持ち込む事。それが逆になってしまうと、おそらく勝ち目は無くなるだろう。そういう意味で、セットプレイが試合の鍵を握る事になりそうだ。

長谷部については、前半早々の接触プレイでおそらく鼻骨を骨折していた模様。その後のプレイでは全く影響を感じさせず試合を整えきったが、第2戦で果たして出場できるかどうか。連戦も踏まえて、リーグのデュッセルドルフ戦は温存されるかもしれない。

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