「ダービーでキレキレプレイを披露した香川、後半はチームの”ジャパンズウェイ化”に足を引っ張られる」トルコ・スュペル・リグ第22節 ベジクタシュ-フェネルバフチェ

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ヨーロッパリーグを戦いながらも下位に沈んでいるフェネルバフチェと、現在リーグ3位のベジクタシュが対戦するイスタンブール・ダービー。ホームのベジクタシュは香川がトップ下で初先発になった4-2-3-1で、フェネルバフチェも同じフォーメーションのマッチアップ。

試合は、ダービーらしく局面で非常に激しいデュエルが繰り広げられる展開で始まるが、フェネルバフチェは基本的にゾーンで守るため、トップ下の香川には特定のマークが付かず、序盤からDFの間でボールを受けてはさばき、楽しそうにプレイ。

すると前半10分に、PAやや右側でベジクタシュがFKを得ると、香川の蹴ったボールがそらされ、ヴィダが折り返したボールをフリーになったギョクハンが豪快に蹴り込みベジクタシュが先制する。さらに前半15分、PA内でギョニョルが蹴られたシーンがVARでPKとみなされ、さらにベジクタシュが2点目。

さらに前半ロスタイム、相手のパスミスを抜け目なく拾った香川がダイレクトでスルーパス、それに反応したユルマズが抜け出し3点目のゴール。ここまでのベジクタシュはまさに完璧だった。

後半も香川が高い位置でしっかりボールをコントロールし、特にベジクタシュには不安点は感じなかったんだけど、前半10分に右サイドからのクロスにベジクタシュのDFがうまく反応できず、ザイツに押し込まれて失点。

そして後半16分にバルブエナのFKからサドゥクが頭1つ抜け出し、フェネルバフチェが1点差に迫ると、その5分後にはベジクタシュゴール前でパスを繋がれると、ハサン・アリに強烈なミドルシュートを決められとうとう同点に追いつかれる。

前半に比べると相手のボランチに常時マークされ、後半途中からはなかなかボールに触れなかった香川だが、クアレスマ投入後はスペースをもらえてボールに絡むようになり、ベジクタシュもユルマズが2度ほど決定機を作ったが、香川は後半35分で交代、7分もの後半ロスタイムはフェネルバフチェに終始押されながらもスコアは動かず、3-3のドローで試合終了。

それにしても、ベジクタシュの試合運びはどこぞの代表を見るような近親憎悪を感じさせる(笑)。勢いに乗って前方からのプレスがハマっているうちはいいんだけど、いったん守りに入るとゾーンのポジショニングはいい加減だし、中盤の守備組織はバラバラで難なく突破され、持ちこたえられずにあっさり失点してしまう。

香川も、ある程度スペースを与えられていた前半は素晴らしかったんだけど、マンマークを受けてチームが劣勢になった時間帯は存在感が一気に薄くなってしまうのは変わらないなという感じ。クアレスマが入るとマークが分散されるので、併用して欲しいところなのだが、いったいギュネス監督はどういう考えなのだろう。まあ香川自身のプレイは切れていただけに、コパ・アメリカでの活躍が楽しみではある。

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